「長老」と「老君」の違い・意味と使い方・由来や例文

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長老は「年老いた人を敬って使う表現のこと」。

基本的には高齢者に対して使いますが、敬う気持ちを込める際に使用する言葉と言えます。

したがって、あまり使われる表現ではないのです。

老君は「家督を他人に譲って隠居することになった主人のこと」。

必ずしも高齢者である点は重要ではありません。

そして、実際に使用する場面はかなり限られるので、滅多に見聞きする言葉ではないでしょう。

「長老」の意味

長老とは、年老いた人を敬って使う表現のことです。

老人と言えるような、高齢者の人であれば誰に対しても使うことができます。

しかし、敬う意味が込められていても、実際に長老という表現を使用する機会はあまり多くありません。

日常生活において、長老という言葉を聞く、実際に使う機会はほとんどないのではないかと思われます。

「老君」の意味

老君とは、家督を他人に譲って隠居することになった主人のことです。

家督をすでに他人に譲っているので、その家に対してかかわりが減った状態であり、現在は別の場所に住んでいるような人を指しています。

かなり限定的な意味の言葉であるため、使用する機会に遭遇することは滅多にないと言え、馴染みを感じづらい言葉になるはずです。

「長老」と「老君」の用法や用例

「この村には非常に高齢で、村のまとめ役になっている長老と称される人物がいる。

村の決まりごとはたいていこの長老に一任されることになっているんだ。

言うなれば、権力者と言ったところだね。」

「家督を譲ってどこかに隠居している人のことは老君と呼ぶことがあるが、そういった境遇で生きている人は実際あまり多くない。」

長老と老君は意味が明らかに違っている

長老と老君に関しては、意味は確実に異なっています。

長老は高齢者を敬うときに使う表現ですけど、老君は家督を譲って隠居している人に対して使うので、それぞれは明らかに区別をすることが可能です。

ただ、両者ともに老人と言えるような人に対して使うことになりますから、共通点は一応あるということで、そこも覚えておきましょう。

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