「ぴかぴか」と「きらきら」と「てかてか」の違い・意味と使い方・由来や例文

B!

「ぴかぴか」は、断続的に光を放って輝くさまです。

英語では「shine」「glitter」「glisten」で表されます。

一般的に、「金属の輝き」を意味する場合「glitter」を用います。

「ぬれたものの輝き」を意味する場合「glisten」を用います。

「ぴかぴかの靴」は「well-polished shoes」です。

「きらきら」は、断続的に美しく光り輝くさまです。

英語では「glitter」「glitteringly」「sparkle」「glisten」で表されます。

「細かい閃光を放って」という意味の場合「sparkle」を用います。

「濡れた感じで」という意味の場合「glisten」です。

「目をキラキラ輝かせて」は「with sparkling eyes」です。

「彼女の目に涙がきらきら光った」は「Tears glistened in her eyes.」です。

「てかてか」は、滑らかに、つややかに光るさまです。

英語では「brightly」「gleaming」「glisten」で表されます。

「男たちの顔は汗でてかてかしていた」は「The men’s faces were shiny with sweat.」「The men’s faces were gleaming with sweat.」です。

「頭にポマードをてかてかに塗った」は「He slicked down his hair with pomade.」です。

「ぴかぴか」の意味

「ぴかぴか」は、以下のような意味です。

①物が輝いていたり、つやがあって光っていたりするさまです。

断続的に光を放って輝くさまです。

②光り輝くほど真新しいさまです。

以下のように使います。

靴をピカピカに磨く ぴかぴか輝く ぴかぴかの一年生
ライトがぴかぴか光る ぴかぴかの頭

<類語のちらちら>
「ちらちら」は光が継続的に弱くほのかに輝くさまをいいます。

「小雪がちらちら舞う」のように、雪や花のような細かなものが翻りながら飛び散るさまを表します。

また、「下着がちらちら見える」のように、目の前で物が動くように感じて見えるさまをいいます。

「きらきら」の意味

「きらきら」は、以下のような意味です。

①笑い声を立てるさまです。

「けらけら」と同じです。

古今著聞集(16)に「ただきらきらとのみ笑ひけり」とあります。

②小刻みに連続して光るさまです。

断続的に美しく光り輝くさまです。

③比喩的に生き生きと輝くように感じられるさまです。

以下のように使います。

夜空にきらきらとまたたく星 きらきらした顔
瞳をきらきら輝かせる 若さにきらきらしている

「てかてか」の意味

「てかてか」
滑らかに、つややかに光るさまです。

以下のように使います。

古い服のひじがてかてかです ポマードをてかてかに塗る 汗でてかてかの顔
鼻の頭がてかてかしている てかてかの頭 生地がてかてかしている

<類語のてらてらとちかちか>
「てらてら」は、つやがあって光っているさまをいいます。

「ちかちか」は、点にみえる光が点滅するさまをいいます。

「目がちかちかする」のように視覚的に刺激が強すぎるさまにもいいます。

「ぴかぴか」は 断続的に光を放って輝くさま、「きらきら」は 断続的に美しく光り輝くさま、「てかてか」は、 滑らかにつややかに光るさまです。

「ぴかぴか」「ぴかり」「きらり」「きらきら」「ぎらり」「ぎらぎら」「てかてか」「てらてら」「ちらちら」「ちかちか」は、類語です。

共通する意味は「光り輝くさまを表す言葉」です。

「ぴかり」は、一瞬鋭く光り輝くさまをいいます。

「きらり」は、瞬間的に美しく、または鋭く輝くさまをいいます。

「彼は色のセンスにきらりとしたものを持っている」のように光以外のものにも用います。

「ぎらり」は、主観的にすごみを帯びて光るさまをいいます。

「ぎらぎら」は「きらきら」よりも輝く度合いが強く、すごみを帯びた表現です。

また、「ギラギラした男は嫌い」のように欲望が表面に現れ出るさまをいいます。

「ぴかぴか」「きらきら」「ぎらぎら」は、「ぴかり」「きらり」「ぎらり」が継続的であるさまをいいます。

「てかてか」は、表面が滑らかでつやがあり、光っているさまをいいます。

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