「起死回生」と「復活」の違い・意味と使い方・由来や例文

B!

起死回生は「絶望状態を回復させること」。

「V字回復」と言い換えると分かりやすい。

復活は「再び現役に戻ること」。

「復帰」と言い換えると分かりやすい。

起死と回生は同じ意味で、「瀕死の人を元気にすること」の意味で、絶望的状況が劇的に回復することを意味するようになりました。

復活は一度滅びかけたものが再び勢いをとの戻すことです。

「起死回生」はV字回復のこと

「起死回生」は本来の意味は瀕死の人間を治癒して元気にすることで、優れた医者のことを言いました。

転じて、絶望的状況がV字回復する様子のことになりました。

「駄目元で起死回生の秘策を考えた」「もう駄目だと言われていた企業がヒット商品で起死回生を果たした」「起死回生をした話はドラマになる」「起死回生を誓う」などと使います。

「復活」は再び生き返ること

「復活」はリバイバルの様なものです。

過去に隆盛を極めたものでも時代が変われば、ノスタルジアとなってしまいます。

それをまた蘇らせることを復活と言います。

「また、現役に復活した高齢者」「キリストの復活」「一軍に復活した」「復活は再登場のこと」「復活劇は面白い」「復活を賭けて戦う」「復活を成し遂げた」「復活したと思ったらすぐに消えた」などと使います。

「起死回生」も「復活」の一種

「起死回生」も再び勢いを取り戻すことですから、「復活」と言えます。

キリストが磔の三日目に復活したのは完全に死んではいなかったからではないのでしょうか。

死んだ人が生き返ったとしたらまさに起死回生の奇跡と言えます。

「起死回生」も「復活」も絶望的境地からの復帰と言う意味で同じなのです。

ただ「起死回生」の方がドラマチックと言えます。

「起死回生」と「復活」とは

「起死回生」は瀕死の状況から生き返ることです。

経済では会社のV字回復の業績になります。

そのような場合、「起死回生の秘策があったからだ」などと言われます。

「復活」は一度捨てられたものが再び日の目を浴びることです。

時が経ってしまうことや、何らかの原因で表舞台から消えた存在が、再び現役に戻ることを言います。

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