「罰」と「咎め」の違い・意味と使い方・由来や例文

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罰は「犯罪や反道徳的行為に対する制裁のこと。」

「刑罰」と言い換えると分かりやすい。

咎めは「失敗や反道徳的な行為を非難すること、もしくは罰のこと」。

「非難」と言い換えると分かりやすい。

罰は罪に対して与えられる制裁のことです。

悪いことをすれば、罰を受けるのが人間社会の掟なのです。

そのために法律や条例、ルール・規則・約束事があるのです。

咎めも罰と同様に使われる言葉です。

「罰」は制裁のこと

「罰」は罪の代償として与えられる社会的制裁であり、個人的には不利益・苦痛なのです。

迷惑行為は軽犯罪になり、傷付ければ傷害罪となりと言う様に、何か反道徳的行為をすれば、法律で処罰されるのです。

国家間の条約を反故にする行為は不利益と言う罰を受けるのが当然なのです。

人間関係でも、約束を破れば信用は無くなり相手にされません。

「咎め」は非難すること

「咎め」はネガティブ行為に対して非難することです。

場合によっては罰を与えることにもなります。

その場合は「罰・制裁」と言う意味になります。

「余り自慢話が過ぎるので咎められた」「失策が続き、上の方からお咎めを受けた」「咎め」は非難すること、叱責すること、制裁を受けることなどの幅のある意味に使われています。

「罰」より「咎め」の方が軽微

「罰」は刑罰などハッキリした制裁になりますが、「咎め」はそれほどまでには行かない軽微な処置のことです。

「口頭での注意」「口頭での非難」「軽い処置」「減給など何等かの軽い制裁行為」など比較的軽いことで済むのです。

「上肢からのお咎めは口頭注意だけだった」「重いお咎めを覚悟していたが、減給止まりだったのでホッとした」などと使います。

「罰」と「咎め」とは

「罰」は厳しい制裁のことです。

条約や法律・ルールなどに違反していると、社会的制裁を受けることになり、個人にも精神的苦痛や経済的不利益が掛るのです。

それは国家であろうと個人であろうと理屈は同じなのです。

「咎め」は「罰」とは異なり重いものではなく、口頭注意や非難程度のものになります。

場合によっては制裁があることもあり得ます。

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