「気安い」と「与し易い」の違い・意味と使い方・由来や例文

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気安いは「馴れ馴れしい様子のこと」。

「フレンドリー」と言い換えると分かりやすい。

与し易いは「相手が仲間に成り易い様子のこと」。

「味方」と言い換えると分かりやすい。

気安いも与し易いも自分が相手に対して持つ感情のことです。

気安いは余り良い意味では使われないようです「ちゃんなどと気安く呼ばないで、さん付けにして下さい」とちょっと咎める時に使う言葉です。

「気安い」は相手の態度のこと

「気安い」は自分に対する相手の接する態度が、やや節度を逸していることです。

そんなに親密でないと自覚している相手が親しげに接してくると、「気安くしないで」とたしなめるのです。

フレンドリーなのに嫌な感じに取られるのです。

好意を持っていれば身近となったということなので構わないのですが、そうでもない相手では嫌悪感となります。

「与し易い」は関わっても良いこと

「与し易い」は「くみしやすい」と読みます。

「関わり易い」と言うことで、自分にとっては味方になるということです。

相手に対しての感じ方ですから、どうなるのかは分かりません。

しかし、今までの言動を考えれば、自分が声を掛けても反感は持たないだろうという位のことです。

何かで仲間に引き入れても大丈夫と言うことなのです。

「気安い」相手は「与し易い」とは違うこと

「気安い」相手は常識に少し欠ける難点がありそうです。

そのような相手を味方に引き入れるのはリスクのあることになりますから、「与し易い」相手とはならないのです。

「知らない人になれなれしく気安く声を掛けてくる人は、すぐには信用出来ない」「気安い人は良い人の様に見えるが、与し易いとは言えない」などと使います。

「気安い」と「与し易い」とは

「気安い」は馴れ馴れしい態度のことです。

そんなに親密でもない相手が「気安い」態度に出ると警戒してしまいます。

人間関係は順に段階を経て親しくなるものですから、急に「気安い」態度は普通出来ないものです。

「与し易い」は「御し易いこと、関わり易いこと」ですから、「気安く」しても味方に引き入れても大丈夫な相手のことです。

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