「にわか雨」と「とおり雨」の違い・意味と使い方・由来や例文

にわか雨は「急に降り始める雨のこと」。

「夕立」と言い換えると分かりやすい。

とおり雨は「雨雲の通過で降る雨のこと」。

「驟雨」と言い換えると分かりやすい。

にわか雨の「にわか」とは急にと言うことです。

「俄か」と書きます。

夕立や熱帯のスコールの様な突然感のある雨です。

通り雨は雨雲の通過による雨で、予期は出来るものになりますが、一度だけではありません。

驟雨は激しい雨のことでゲリラ豪雨の様な雨です。

「にわか雨」は夕立

「にわか雨」は急に降り出す雨のことです。

猛暑の日に突然雲が湧いて降る雨のことで、一時間ほどで晴れてしまいます。

上空と地上の温度差や気流の衝突により起きるもので、夏の夕立はにわか雨の典型です。

予報としては正確には何時にどこでとは断定出来ないのですが、その日の気温や上空の寒気の状態で、発生自体は予測可能になります。

「とおり雨」は雨雲が、たまたま上空を通過することで降る雨のことです。

短時間・限定場所に降る訳です。

夕立と変わらないのですが、雲に隙間があり、波状的に押し寄せる場合の雨も言いますから、何回もあるものになるのです。

一回の場合はにわか雨と変わりません。

時々雨の予想の時に降る断続的な雨のことです。

因みに、にわか雨は一時雨の予報の時です。

「にわか雨」は俄かに降る雨、夕立の様にある程度の予測が出来るものです。

「とおり雨」は、短期間に断続性がある雨で降れば驟雨の様で、ゲリラ的でもあるのです。

南風に乗った雨雲が押し寄せるパターンで台風の前触れの様な雨になります。

感じとしては「にわか雨」も「通り雨」も変わりません。

一度に一時間位の雨か何回も分単位で降る雨かと言う違いかも知れません。

「にわか雨」は、一時的に一時間位続けて降る雨のことです。

夕立をイメージすれば分かります。

予報は降る可能性があるということですが、確率は高いものです。

「とおり雨」は、短時間の雨で、断続性がある場合が多いものです。

小さな雨雲の通過によるもので、場所も限られたものです。

「予想されたにわか雨だが、喫茶店で時間潰しをした」「通り雨なので止み間を見て移動した」などと使います。