「仕草」と「振る舞い」の違い・意味と使い方・由来や例文

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仕草は「ちょっとした身のこなしのこと」。

「所作」と言い換えると分かりやすい。

振る舞いは「人の行動のこと」。

「行動」と言い換えると分かりやすい。

仕草はちょっとした行動や手や指などの体の動きのことです。

振る舞いはハッキリした行動のことで、意図したもののような感じを受けます。

「悲しむ仕草をする」「無礼な振る舞いをされた」などと使います。

「仕草」は体のちょっとした動きのこと

「仕草」は体を少し動かすことで何かを表現する所作のことです。

手や指・首・脚などを使い喜びや悲しみ・怒りなどの感情を表現することで、役者が舞台演技で良くすることです。

「女の子のかわいげな仕草は、誰もが良いと思う」「涙を流す仕草をされても、もう騙されない」「相手はこぶしを握り締め怒りの仕草を見せた」「どのような仕草も上手な主役女優」などと使います。

「振る舞い」は行動・もてなしのこと

「振る舞い」は意図的な行動や客をもてなす行為のことです。

意図して行動を素早くすることで、俊敏な振る舞いが印象付けられます。

「粗暴な振る舞いが目立つ」「相手をおとしめる振る舞いはやめるべきだ」「立ち居振る舞いの優雅な女性は上品に見える」「棟上げをして、大工さん達に振る舞い酒をした」「大盤振る舞いで特別賞与を支給した」などと使います。

「仕草」は「振る舞い」に似た行為

「仕草」で行う行為と「振る舞い」で行う行為は似ていますが、「仕草」の方が小さな動きで「振る舞い」は大きな動きになります。

また、「仕草」は「仕種」とも書き、「人の行ういろいろな所作」と言う意味があります。

「振る舞い」は「行動」と言う意味の強い言葉になり、「仕草」のような細やかな所作・動きとは異なります。

「仕草」と「振る舞い」とは

「仕草」は細やかな身のこなしのことで、感情の表現などを口では言わないで、体の動きで表現することです。

「振る舞い」は「身体の動き・行動」のことですから、「粗暴な振る舞い」「上品な振る舞い」と使います。

「細やかな仕草が出来る」「度外れた振る舞い」「詐欺師は詐取したお金を、大盤振る舞いして豪遊した」と使います。

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