「長編小説」と「ロマン」の違い・意味と使い方・由来や例文

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「長編小説」は、構想が複雑で登場人物も多岐にわたり、量に於いても長い小説のことです。

英語では「a long novel」「a novel」で表されます。

「novel」の字義は「新しい事」です。

それから「新奇なもの」の意味が生じ、転じて「新奇な話」を意味するようになりました。

「ロマン」は、一般的には長編小説のことです。

夢や冒険へのあこがれを満たす事柄を指します。

英語では「a long novel」で表されます。

「roman」はフランス語です。

「ロマンに満ちた小説」は「a novel full of romantic adventures」です。

「長編小説」の意味

「長編小説」は、取材する世界が広範囲で、構想も複雑、登場人物も多岐にわたり、量に於いても長い小説のことです。

反対語は「短編小説」です。

英語では「Short story」で表されます。

以下のように使います。

長期休暇を利用して長編小説を読む

源氏物語は世界最古の長編小説といわれます

<編の漢字>

字義は「あむ」「書籍のとじ糸」です。

転じて「書籍」を意味します。

解字では、「糸+扁」で構成されます。

「扁」の部分は「ふだ」を表します。

これにより、「糸で竹の札を編む」を意味します。

「ロマン」の意味

「ロマン」は、以下のような意味です。

①近代にロマンス語で書かれた伝奇的要素の多い散文物語です。

②一般的には長編小説のことです。

③夢や冒険へのあこがれを満たす事柄を指します。

以下のように使います。

大ロマンの映画化 ロマンをかきたてる大海原

男のロマン

<ロマンス語>

俗ラテン語から派生した諸言語の総称です。

インド・ヨーロッパ語族中のイタリック語派に属します。

イタリア語・サルディーナ語・フランス語・オック語・スペイン語・ルーマニア語などです。

「世界最古の長編小説とドイツ・ロマン主義」

<源氏物語>

平安中期の長編物語(長編小説)です。

紫式部の作と伝わります。

全五十四帖から成ります。

平安前期・中期の宮廷生活を描写し、主人公・光源氏とその一族を表しました。

さまざまな愛の形や人生を描いています。

<ドイツ・ロマン派>

シューマン(Robert Alexander Schumann)

ドイツ・ロマン派の作曲家です。

歌曲集「女の愛と生涯」や「詩人の恋人」やピアノ協奏曲・交響曲などを作曲しました。

また、「音楽新時報」を発行しました。

妻のクララ(1810~1896)は有名なピアニストで、作曲家としても活躍しました。

「長編小説」は、 構想も複雑で登場人物も多岐にわたり、量に於いても長い小説のこと、「ロマン」は、 一般的には長編小説のことです。

「長編小説」「ロマン」は、類語です。

共通する意味は「雄大な構想をもって書かれた長い物語」です。

「長編小説」は、「長い作品」の意味です。

「ロマン」には、「男のロマン」「ロマンをかきたてる」のように、「大冒険」や「夢」の意味もあります。

<ロマン主義>

ロマンチシズムのことです。

フランス革命後の19世紀初め。

、ヨーロッパに展開された文学・芸術の思潮のことです。

異郷や過去にユートイピアを求め、個性・空想・形式の自由を強調しました。

夢や空想の世界にあこがれ、現実を逃避して、甘い情緒や感想を好む傾向があります。

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