「クレーター」と「カルデラ」の違い・意味と使い方・由来や例文

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クレーターは「隕石が衝突してできた痕跡のこと。」

「隕石由来」と言い換えると分かりやすい。

カルデラは火山の噴火後に中央が陥没してできた痕跡のこと」。

「火山由来」と言い換えると分かりやすい。

クレーターは月などの衛星や火星などの惑星に隕石が衝突した痕跡で、風化出来ないために残っているものです。

カルデラは巨大噴火により火山が外輪山を残して陥没したために出来る痕跡のことです。

「クレーター」はあばた

「クレーター」は月の表面に見られるあばた模様のことで、一つ一つが隕石の衝突の痕跡と考えられています。

月には火山などなく、過去に大隕石や小型隕石の衝突痕がクレーターと呼ばれる円形の形になったものです。

勿論、月ばかりではなく、太陽系の他の惑星や衛星にも例外なく見られものです。

当然地球も当てはまりますが、風化や沈降のため、痕跡を確認出来ることは少ないのですが、間違いなく存在します。

「カルデラ」は火山由来

「カルデラ」は一見するとクレーターですが、火山噴火によるものです。

日本では阿蘇カルデラ・立山カルデラ・箱根カルデラ・鬼界カルデラなど多くのものがあり、世界ではアジア・アメリカ・ヨーロッパ・アフリカ・オセアニアなどに散らばっています。

いずれも火山の噴火後に陥没が起き、窪みになったもので、湖になっているものも多くあります。

「クレーター」と「カルデラ」は酷似

「クレーター」と「カルデラ」は酷似した形状を持つ物です。

「カルデラ」の低地の真ん中には山頂の痕跡が残る場合が多く、水が溜まれば島になります。

「クレーター」の中心は何もなく、何かが埋もれているような感じはします。

アメリカのバリンジャー・クレーターが有名ですが、世界にはメキシコとカナダ・南アフリカに巨大クレーターの痕跡があります。

「クレーター」と「カルデラ」とは

「クレーター」は隕石の衝突痕のことで円形の窪みになります。

メキシコのユカタン半島にある巨大クレーターは恐竜絶滅の原因と考えられているものです。

地球にも多数の痕跡があったはずですが、現在は180個ほどしか確認されていません。

「カルデラ」は地球の火山活動で出来た円形の窪みのことで、「クレーター」のように見えますが、出来た原因は別なのです。

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