「スカスカ」と「ガラガラ」の違い・意味と使い方・由来や例文

B!

スカスカは「間隔や隙間が空いている様子のこと。」

「隙間」と言い換えると分かりやすい。

ガラガラは「人がいない、入らない状態のこと」。

「閑古鳥」と言い換えると分かりやすい。

スカスカは容器など限定された空間に隙間や空きがある様子のことです。

ガラガラは本来人がいる筈の場所に人が寄り付かず、人の気配が少ない様子のことです。

「スカスカ」は空きが多いこと

「スカスカ」は何かの空が目立つことです。

「熟れ過ぎたスイカの中心はスカスカになっている」「垣根はスカスカしたため外から庭が見えてしまう」「シロアリに食われてスカスカになった床板」「かつてスカスカおせち事件と言うことがあった」「虫に喰われた穴がスカスカにまで多くなった」「スカスカになると元の形が損なわれる」などと使います。

「ガラガラ」は人がいないこと

「ガラガラ」は人がいないか少ないかと言う様子のことです。

人について使う言葉になります。

「ガラガラポンと音がして抽選機から玉が出てきた」と音として使う場合もあります。

「国立競技場は無観客の五輪が行われ、客席はガラガラ状態だった」「競馬場も無観客でガラガラだった」「人が集まれないのでどこもガラガラだ」「ガラガラと毒ヘビがしっぽを鳴らした」などと使います。

「スカスカ」はものに「ガラガラ」は人に使う言葉

「スカスカの公園」などとは言わず「ガラガラの公園」と言うのです。

「ガラガラのスイカ」とは言わず「スカスカのスイカ」と言います。

「スカスカ」は「空く・透く」などが語源と考えられますから、「ものの間隔が空く」「隙間が出来る」と言うことでものに使います。

「ガラガラ」の語源は「伽藍堂」「殻」「空」などが考えられます。

「スカスカ」と「ガラガラ」とは

「スカスカ」は「すく」から来た言葉で、「物の間が空くこと・空間が出来ること」などの意味になります。

「ガラガラ」は「伽藍堂・殻・空」などから来た言葉と考えられますから、人の少ないこと・その場所のことになります。

「スカスカの財布」「スカスカの予定表」「ガラガラの映画館」「ガラガラの観光地」などと使います。

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