「厄除け」と「厄払い」の違い・意味と使い方・由来や例文

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厄除けは「主に寺で行う禍を防ぐ祈りのこと」。

「防御」と言い換えると分かりやすい。

厄払いは「主に神社で行う禍を取り除く祈りのこと」。

「除去」と言い換えると分かりやすい。

厄除けは川崎大師などの寺で行っている行事のことです。

厄払いは神社で受けることが出来ます。

厄年の厄払い、新車の厄払い、縁起の悪いことが起きた時の厄払いなどがあります。

「厄除け」は禍からの防御

「厄除け」は正月に厄除け大師など真言宗系の密教寺院に行き、受ける祈祷のことです。

禍から身を守ることが目的で、「厄を払うことではなく、厄を除ける」ことです。

護摩を焚いて貰い、火にかざして厄を除けたお札を厄除けの印として貰うことをします。

その年の家内安全などをお札に込めて家に飾り、翌年お札を納めるのです。

「厄払い」は禍の除去

「厄払い」は身に付いている禍になるものを除去する祈祷です。

神社でしてもらうことになります。

神主がお祓いに使う御幣を頭上にかざすことで、厄を除けて貰うのです。

初詣の時に社殿に上がり、榊を神前に供え神主の祈祷棒のお祓いを受けます。

また、男性の大厄42歳・女性33歳と自分の年齢が厄年になった時に初もうでを兼ねて行う人が多いようです。

「厄除け」と「厄払い」のほかの「厄落とし」

「厄落とし」は大切なものをわざと落とすことで厄を落とすということなのですが、現在は「厄払い」と同じように使います。

落とすという行為は縁起でもないことなので、悪いことは今後起きないようにと、あえてすることなのです。

正月に「厄除け」や「厄払い・厄落とし」を寺社でしてもらう風習は日本の風土に根付いたものなのです。

「厄除け」と「厄払い」とは

「厄除け」は正月に川崎大師弥成田さんなどの厄除け大師などに詣でて、祈祷してもらうことです。

「厄を除ける」ということで「払う」ことではありません。

初もうでの時にお札を貰い家の中に一年間飾り家内安全を祈ります。

「厄払い」は神社でしてもらう祈祷で、厄年になるとする人が多いようです。

「厄を取り払う」ことが目的です。

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