「定説」と「言説」の違い・意味と使い方・由来や例文

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定説は「広く世の中で正しいと扱われている説のこと」。

特定の説について、それが正しいものであると多くが認めている、世の中の雰囲気的に正しいものとなっているケースで使う言葉です。

言説は「言葉で表現する説のこと」。

言葉によって表現される説という言葉であり、定説はこの言説の一種という評価ができるでしょう。

言説は割と意味が漠然としているので、多くの機会で使えます。

「定説」の意味

定説とは、広く世の中で正しいと扱われている説のことです。

特定の説に関して、それが正しいと多くが認めている状況において使われます。

世の中にはいろいろな説が存在しているものの、それらの全てが正しいとか、妥当であると言われているわけではないので、定説と言えるものに関しては、それだけ限られるという評価が可能です。

「言説」の意味

言説とは、言葉で表現する説のことです。

説に関しては、基本的に言葉で表現することになるため、言説というのはほぼ全ての説に当てはまると言えるでしょう。

したがって、言説という言葉にしていちいち表現する必要はないかもしれません。

でも、定説に関しても言説の一種という評価ができるでしょうから、そこは知っておく必要があるでしょう。

「定説」と「言説」の用法や用例

「今までのケースからいって、犯人は現場に戻ってくると言える。

これはこの世界じゃ定説になっている。

だから、現場周辺をうろついている人間を監視することが大切なんだ。」

「世の中には大量の言説がある。

しかし、そのほとんどは個人的な意見と言えるものが多く、正しいと認められているものはほぼないと言えるのではないだろうか。」

言説の中に定説がある

定説は説の中でも多くが正しいと認めている者に使い、言説は言葉で表現できるものすべてに対して使います。

したがって、言説の中に定説があるような状況と言えるでしょう。

ただ、定説という言葉はたまに使われますけど、言説に関してはそこまで頻繁には使用されません。

そういった部分についても、頭に入れておくと良いです。

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