「形式的」と「儀礼的」の違い・意味と使い方・由来や例文

B!

形式的は「形ばかりで実質を伴わないこと」。

「形」と言い換えると分かりやすい。

儀礼的は「礼儀はキチンとするが形ばかりで魂が感じられないこと」。

「表面的」と言い換えると分かりやすい。

これらの言葉は実を伴わないという共通点があります。

外見や書式体裁が表面的に整っていれば良いのです。

「自由形式」「実質的」などの反対のことです。

「形式的」は形式ばること

「形式的」は中身がどうであっても体裁が整っていれば良しとする考えです。

例えば学校の制服が統一されているのは、「形式的」であるわけです。

個人はすべて個性があるのに画一的に扱っているのですから、制服を廃止することが一番自由な雰囲気になるのです。

制服のある集団はすべて同じことが言えます。

人間は形式が好きな動物なのかも知れません。

形式に当てはまれば良しとする風潮があります。

「儀礼的」は形式的なこと

「儀礼的」は型にはまった形式的なことをすることです。

例えば国家元首が来るとなれば国賓として迎えることがありますが、それなりの礼儀を尽くすことになり、相手も悪く思わないかも知れません。

しかし、国民が歓迎しているかどうかに関係なく、好待遇をする嫌いがあります。

「一応国賓なのだから」と言う考えで、国民が歓迎している実のあることではありません。

「形式的」も「儀礼的」も表面的なこと

「形式的」も「儀礼的」なことも表面的なものになります。

表面上整っていれば良いのですから、実質を伴わない様子と言えます。

例えば社会的地位が少しでもあると、威張る人がいますが周囲は一応形式的に礼儀を尽くすものの、内心は軽蔑しているのです。

名実ともに人望があれば心から尊敬するのですが、威張る人には分からないことです。

「形式的」と「儀礼的」とは

「形式的」は実質的の反対の概念で、姿形にこだわることです。

例えば書式も統一フォームにすることや制服をつくること・名前だけの肩書など実質が無いことを言います。

「儀礼的」も表面的な礼儀のことで、本当はどう考えて接しているのか分かりません。

「形式的」や「儀礼的」は「表面的」に体裁が整っていれば良いのです。

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