「手」と「腕」の違い・意味と使い方・由来や例文

B!

手は「手首から指までのこと」。

「手先」と言い換えると分かりやすい。

腕は「手以外の上肢のこと」。

「上肢」と言い換えると分かりやすい。

手は体の中でも最も自由自在に動かせるものですから、手に関する慣用句や熟語は大変に数が多くなります。

手は足と同様全体のことを意味する砕けた言い方にもなり、腕も全体を言う言葉になっています。

「手」は五本指

「手」と言えば五本指と手の平のことになります。

「手」を使った慣用句は非常に多く、「手が掛る・手が切れる・手が込む・手が付く・手が出ない・手が入る・手がふさがる・手に余る・手の平返し・手に入れる・手に負えない・手に掛ける・手に付かない・手もなく・手を貸す・手を借りる・手を組む・手を加える・手を染める・手を尽くす」などがあります。

「腕」は肩から「手」までのこと

「腕」は「脚」に対比する言葉で、いわゆる「手」全体のことも言います。

やはり慣用句は多く「腕相撲・腕が上がる・腕試し・腕がなる・腕利き・腕組み・腕比べ・腕次第・腕自慢・腕立て伏せ・腕力・腕っぷし・腕時計・腕前・腕枕・腕を振るう・腕を磨く・腕白」などがあります。

「足・脚」と比較して「手」と「腕」は区別して使われているようです。

人間は「手・腕」があるために発達した

人間には「手」がありますが、脳により「手・腕」を自在に動かすことで文字も書き、着物を縫い、武器も作り、あらゆることが出来たので発展したと言えます。

他の動物にも手を使うものは多くいますが、脳と連動している動物はサルやアライグマなど数えるほどで、単純作業はしてもそれまでで人間ほどの文明の発達は出来ないのです。

「手」と「腕」とは

「手」は上肢のうち指と手の平のことを言います。

人間は手を自由に使えるものですから、手に関した慣用句が大変に多くなっています。

「手」プラス「動詞」で様々な意味になるのです。

例えば「手が入る・手を貸す・手に余る」などは「捜査される・援助する・力不足」などの意味になるのです。

「腕」も上肢のことで「手」も含む場合があります。

例えば「腕相撲・腕試し・腕組み」などは「手」も含む言葉です。

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