「判」と「版」の違い・意味と使い方・由来や例文

B!

判は「判子のこと、紙や本の大きさのこと。」

「判子」と言い換えると分かりやすい。

版は「印刷版のこと、出版すること」。

「印刷版」と言い換えると分かりやすい。

判は判子のことを言うほかに、用紙の大きさの規格を表すものや書籍の大きさを表す言葉に使われています。

版は印刷をする際の判子に相当するインクを付ける印刷版に、また出版回数にも使われます。

「判」は規格

「判」は語源では「刀で半分にする」と言うことから、「分ける・明らかになる・裁く」などの意味になり、他に判子や用紙・本の規格寸法にも使われます。

「判断・批判・判明・裁判・評判・審判・判決・大判小判・判子」など数多くの言葉があります。

紙の規格では「四六判・B全判・A全判・菊判」などがあり、本の規格では紙の規格に準じて「四六判・菊判・A5判・B5判」などがあります。

「版」は印刷版

「版」は印刷に必要な印刷版のことです。

凸版では活字・プレート・鉛版など、オフセット印刷では刷版、グラビア印刷ではシリンダーが該当します。

版を使った言葉には「瓦版・新版・改訂版・出版・木版画・銅版画・初版・第二版・増版・重版・再版・活版・凹版・平版・凸版・絶版・版木・孔版・図版・製版・版下・版権」などがあります。

「判」は判子・規格、「版」は印刷版・出版

「判」や「版」には「判子」と「印刷版」でインクを付けるものと言う共通する意味がありますが、派生する意味は様々です。

「判」は「半分にする」と言う語源から「分ける・裁く・明らかになる」などとなり、更に用紙や書籍の規格寸法に使われるようになりました。

「版」は語源では「木の片・札」で「版木・印刷版」から「出版」となったものです。

「判」と「版」とは

「判」は主に審判・裁判・審判・判定など「裁く」の意味、判明・判別・判然など「明らかになる」と言う意味などがあります。

更に用紙のサイズ規格で「四六判・B判・A判・菊版」などがあり、書籍のサイズで「四六判・A5判・B5判」などがあります。

「版」は版木など原義に近いものから、印刷版・出版関連用語まで様々に使われています。

最新の記事はこちらから