「こき使う」と「酷使」の違い・意味と使い方・由来や例文

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こき使うは「容赦しないで激しく使うこと」。

人に対して使うこともありますし、モノに対して使うこともあります。

いろいろなシーンで見聞きしやすい言葉と言えるでしょう。

酷使は「人や機械などに関して、限度を超えて使用すること」。

問題が発生すると思われるほどに激しく使用するようなケースで使っていく言葉と言えるはずです。

「こき使う」の意味

こき使うとは、容赦しないで激しく使うことです。

割と労働の現場などで見聞きしやすい言葉ですから、人に対して使うことが多いと言えるでしょう。

しかし、モノに対しても使うことが可能な言葉なので、そこは覚えておくと良いでしょう。

頻繁に使って、消耗が激しく見えるような部分があったときに使用することが多いと言える言葉です。

「酷使」の意味

酷使とは、人や機械などに関して、限度を超えて使用することです。

限度と言える基準を超えて使用するので、人であれば体調を崩したり、機械であれば壊れたりする可能性が考えられます。

つまり、問題のある使い方と言えるケースで使用していく言葉です。

こき使う状況とそこまで大きな差はありませんから、違いを見出すのは難しいでしょう。

「こき使う」と「酷使」の用法や用例

「あの上司は人をこき使うのが得意だよ。

そのくせ自分は大して働かないから、本当にたちが悪い。

でも、文句を言いづらい立場だから、黙って我慢し続けるしかないんだよな。」

「このピッチャーは長年の酷使がたたって、怪我をしてしまった。

やっぱりピッチャーっていうのは消耗をきちんと考慮して使っていかないといけないな。」

こき使うと酷使はどちらも問題のある使い方を指している

こき使うと酷使に関しては、一般的に言って問題があると言える使い方を指しています。

したがって、それらを実際に続けていると、大きなトラブルが起きる可能性があるのです。

両方とも人に対して使うことが多いので、こういった状況に遭遇している人は実際多いかもしれません。

割と似た側面を持っている、区別しづらい言葉と言えるでしょう。

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