揚げ足は「言葉尻をとらえてからかうこと」。
「からかい」と言い換えると分かりやすい。
からかいは「小ばかにすること」。
「小ばか」と言い換えると分かりやすい。
言葉を間違えて使うことや内容をはき違えたりしていると、ツッコミが入り咎められ、それを面白がってすることが揚げ足取りなのです。
揚げ足取りはこのようなことをからかってすることです。
「揚げ足」は格闘技の揚げ足取り
「揚げ足」の語源は格闘技で相手の挙げた足をすかさず取り倒すことです。
言葉の言い間違えや誤用をしていた場合、聞くとすぐに「それは違う、こういうことなのに知らないのか」と言う様にツッコミを入れることです。
また、言葉尻をとらえてすぐに反論することも言います。
「今、そのように言っていたが、誰がそのように言っていましたか」と言うことです。
「からかい」は小ばかにすること
「からかい」は相手の欠点や弱みを突いて面白がることです。
一種のいじめの様な行為で卑劣・卑怯なことです。
子供は分別が無いので平気でからかいますが、分別のある大人ではやりません。
揚げ足を取ることはしますが、顰蹙を買うような「からかうこと」はしないものです。
軽い冗談の様な「からかい」は仲間内ではしています。
「からかい」は「揚げ足取り」
「からかい」は揚げ足取りをして、相手を小ばかにすることです。
反論の様にまじめなことではなく、小ばかにした点が違います。
「私はそれを~だと思います」と言うと「~とはどういうことですか、~~と言うことと違いますか」など言葉尻にこだわり、しつこくからむことです。
それが相手の勘違いであったとしても、揚げ足取りをしてからかうことは普通ではしません。
「揚げ足」と「からかい」とは
「揚げ足」は「揚げ足を取る」と使い、相手の言い間違いや勘違いの言葉尻をすぐに捉えて揶揄したり、ツッコミを入れたりすることです。
「からかい」は相手の欠点や弱みについて、面白半分に話題にすることです。
「揚げ足取り」も一種の「からかい・揶揄」と言えます。
真面目に紳士的にやんわりと訂正を入れることとは違うものです。