「譲る」と「渡す」の違い・意味と使い方・由来や例文

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譲るは「自分のものを他人に与えること」。

所有権までを含めて、他人に与えるというケースで使っていきます。

渡すは「一方の側からもう一方の側まで何かが達すること、特定のものを他人の手に置くこと」。

両方の意味で使われますが、どちらかと言えば後者の方で使われやすいです。

また、後者の意味については譲るに近い面を持っています。

「譲る」の意味

譲るとは、自分のものを他人に与えることです。

与えるというときには、所有権まで含めて与えることが多いので、自分のものが他人のものになるような状況で使っていきます。

譲るという状況はたまに見られますが、あげるという言い方をする場合もあります。

だから、必ずしも譲るという言葉が使われるとは限らないと言えるでしょう。

「渡す」の意味

渡すとは、一方の側からもう一方の側まで何かが達すること、特定のものを他人の手に置くことです。

どちらかと言えば、後者の意味で使われることが多いでしょう。

そして、この意味はあげるという言葉に近いので、譲るという言葉にも近い状況と言えます。

渡すの場合には複数の意味が存在している点に注意すべきで、そこを頭に入れておきましょう。

「譲る」と「渡す」の用法や用例

「家の中を整理することにしたんだが、結果的に不要品と言えるものが多く出てきた。

捨てるのももったいないから、必要だと言う人がいれば譲ることにしようと思うんだ。」

「毎月子供にお小遣いを渡すときに、家計のことがどうしても頭をよぎるのよね。

できればもっと減らしたいけど、減らすと子供が泣き叫ぶ可能性があるし。」

譲ると渡すは同じような意味で使える言葉

譲ると渡すは自分のものを他人に与えるという意味があるので、その点では共通と言えます。

しかし、譲るは所有権まで完全に与えるのに対して、渡すは所有権までは与えないケースが含まれます。

つまり、後で返してもらう前提で与える場合があるので、そこは違いと言えるでしょう。

また、渡すにはそれ以外にも別の意味がありますから、そこは覚えておくべきです。

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