出発は「目的地に向かって出かけること」。
どこかの目的地を決めて、そこに向かって行こうとする瞬間に使う言葉です。
どういった場所に対してでも使うことができるので、使用機会は多くあると言えるでしょう。
始発は「列車やバスなどにおいて、最初に出るもののこと」。
列車やバスなども特定の目的地に向かうので、出発という言葉を使うこともできますが、その中で1日の最初に出るもののことを始発と表現します。
「出発」の意味
出発とは、目的地に向かって出かけることです。
特定の目的地をあらかじめ決めたうえで、そこに向かって行く状況を表していると言えます。
目的地はどこでも構わないので、出かける用事があるようなシーンであれば、毎回使うことができるでしょう。
しかし、出発に該当するシーンでいちいち出発という言葉を口にする可能性は低いですが。
「始発」の意味
始発とは、列車やバスなどにおいて、最初に出るもののことです。
列車やバスは常に走っているわけではなく、1日の中で最初と最後が存在します。
その最初に当たるのが始発です。
したがって、列車やバスなどの公共交通機関で主に使われます。
しかし、列車やバスも結局は特定の目的地、終点に向かって走っていくので、出発という言い方が使えます。
「出発」と「始発」の用法や用例
「今日は旅行に出発する日だからかなり朝早く起きてしまったな。
寝坊するよりはマシだが、家を出るにはまだ早いからしばらくくつろいでいようかな。」
「終電を逃してしまったから、始発が出るまでしばらく待たないといけない。
こんな経験は滅多にあるものではないが、あと何時間かかるんだろうか。
どこで時間を潰そうかな。
何をしようかな。」
出発と始発は違いは見出しやすい
出発と始発は言葉は似ているように見えるかもしれませんが、意味は違いがあります。
出発はどこかの目的地に向かう状況を表した言葉で、始発は列車やバスなどにおいて、その日最初に出るもののことです。
だから、そういう部分で違いを見出すことができます。
ただ、始発と表現できるものに関しては、同時に出発する面もあるので、そこは覚えておきましょう。