極限は「物事の限度ギリギリのところのこと」。
限度と言えるギリギリまで何かが差し迫っている状況で使っていくことが多いです。
もう少しで限度を超えてしまうというシーンで使います。
際限は「物事が変化していく際の最後の段階のこと」。
物事が少しずつ変わっていく過程を辿っていく中で、その最後と言えるシーンで使っていきます。
「極限」の意味
極限とは、物事の限度ギリギリのところのことです。
限度を超えてはいないが、超えそうな状況であったときに使います。
したがって、非常に切迫した状況であることが多いです。
しかし、極限という状況自体が頻繁に起きるわけではないので、実際に極限と表現するシーンも多くないと言えるため、そこに関しては知っておくと良いです。
「際限」の意味
際限とは、物事が変化していく際の最後の段階のことです。
物事が少しずつ変わっていく中で、その最後の段階と言える場面で使用していきます。
つまり、これ以上変わることはない、変化をする余地がない、ギリギリと言える場面で使用していくのです。
極限と似たような意味を持っていますが、際限に関しては極限以上に使用する機会は少ない可能性があります。
「極限」と「際限」の用法や用例
「誘拐犯と一緒に暮らすという極限状態に陥った人の再現ドラマをこの前見たが、あれは精神がおかしくなりそうに思えたね。
自分の身に起きたらと思うと、そわそわしたよ。」
「真面目に勉強をするようになってから、成績が徐々に上がってきたが、そろそろ際限と言えるところまできたかな。
これ以上成績を上げることは厳しいのではないかと思えてきた。」
極限と際限はともに限界ギリギリの状況
極限と際限に関しては、どちらも限界ギリギリと言える状況を指しています。
したがって、意味はかなり似ているのです。
しかし、極限はあらゆる場面で使うことがしやすい言葉ですけど、際限は変化している中での最後の段階と言える状況でしか使えないので、そこは大きな違いになります。
つまり、使用頻度に大きな違いがあるのです。