誤算は「当てや予想が外れること」。
こうなるはずだという見込みが実現しなかったようなケースで使っていきます。
期待していた状況にならなかったので、ガッカリの気持ちが含まれています。
計算違いは「事前に予想した通りの状況にならなかったこと」。
事前に見込んだ状況が実現しなかったということで、誤算とほとんど同じ意味と言えます。
「誤算」の意味
誤算とは、当てや予想が外れることです。
事前に見込んだ通りの状況にならなかったということで、誤算と言えるシーンは当人らにとって、ガッカリという気持ちを感じやすいはずです。
何らかの予定外の状況が生じたケースで使うことが多く、結果に至るまでの過程そのものに対しても誤算という言い方ができることが多いでしょう。
「計算違い」の意味
計算違いとは、事前に予想した通りの状況にならなかったことです。
事前の予想が外れるという意味では、誤算に近い意味を持っていると言えます。
計算違いは誤算とほとんど意味は同じですけど、誤算の方が日常生活では使われやすいです。
したがって、計算違いという言葉についてはメジャーではない点はちゃんと覚えておきましょう。
「誤算」と「計算違い」の用法や用例
「今シーズンはこのチームがここまで躍進するとは全く思わなかった。
全くの誤算だったよ。
ライバルになるのは別のチームだとばかり思っていたから。」
「今日の天気予報は完全に気象予報士にとって計算違いだったな。
事前に見ていた予報の内容とは全く似つかずの状況で、大外れという評価が適当なものだった。
ここまで完全に外れることもあるんだな。」
誤算と計算違いは同じ意味
誤算と計算違いについては、基本的には意味は同じと評価できます。
したがって、使う場面を区別することはできません。
しかし、実際は誤算の方がメジャーであるため、こちらの方がよく使われます。
計算違いという言葉を普段の生活で見聞きすることは多くないので、そういった面では一応の違いを感じることがしやすいでしょう。