「益鳥」と「害鳥」の違い・意味と使い方・由来や例文

B!

益鳥は「人間・農作物などに利益をもたらす鳥こと」。

「スズメ」と言い換えると分かりやすい。

害鳥は「人間・農作物などに害をもたらす鳥のこと」。

「カラス」と言い換えると分かりやすい。

日本では野鳥の駆除は原則出来ません。

鳥獣保護法により保護されるため、捕獲は出来ないのです。

せいぜい音を出すなりして追い払うことぐらいです。

「益鳥」はスズメ

「益鳥」の代表格はスズメになります。

米を食べる害鳥と思われ勝ちですが、農作物に付く害虫をもっと食べてくれるため、益鳥なのです。

中国ではスズメを駆除したために、飢饉になった例がかつてありました。

ツバメも害虫を捕獲してくれる益鳥です。

鳥は害虫を捕食するものですから総じて益鳥と言えます。

また、魚群の位置を教えてくれるカモメなども益鳥に入ります。

「害鳥」はカラス

「害鳥」とハッキリした鳥は余りいません。

例えば、ゴミ袋を突っつくカラス、糞害を起こすハト・カラス・ヒヨドリなどや、養殖魚を狙うサギ、果実を食べてしまうオナガ・スズメなどがいますが、保護の対象のため駆除は出来ません。

カラスやハトは繁殖して数が増えてしまうため、営巣を取り壊すことなどをしています。

基本的に対策として追い払うことになります。

「益鳥」も「害鳥」も保護

野鳥は原則法律で保護されています。

住宅地や山野に多くの野鳥が生息していますが、害があっても駆除は出来ないのです。

特に都会では糞の害が深刻ですが、有効な手段はありません。

音を出すことや天敵を離すことで追い払っていますが対処療法です。

なお、飼育されている食用のニワトリやウズラ・ペット類などは益鳥とは言わないそうです。

「益鳥」と「害鳥」とは

「益鳥」となるのはスズメ・ツバメ・カモメ位かも知れません。

広い意味では害虫を食べてくれる鳥はみんな益鳥になってしまいます。

「害鳥」は人に迷惑を掛けている点では糞害のハト・カラス・ヒヨドリなどと言えます。

そもそも、いくら害があっても、野鳥はすべて鳥獣保護法で採ってはいけないものなのです。

なお、家畜や食用・ペットの鳥は野鳥ではないので、「益鳥」「害鳥」の範疇外になります。

最新の記事はこちらから