「絡む」と「関わる」の違い・意味と使い方・由来や例文

B!

絡むは「巻きつく、絡みつく、結びつく、くっ付いて困らせるなどのこと。」

「密接」と言い換えると分かりやすい。

関わるは「あることに密接に関係する、深く関与すること」。

「関係」と言い換えると分かりやすい。

絡むと関わるはあることやものにぴったりくっつく様子を言います。

派生する言葉はすべて基本的に密着している様子があるのです。

「絡む」はくっ付くこと

「絡む」は糸が巻き付くこと、絡みつくことが原義ですが、派生して深く結びつくこと、くっ付いて理屈をこねて相手を困らせること、関係を持つことなどとなりました。

「釣り糸が隣の人の糸と絡みついてしまった」「酔ったのか、あの人は課長に絡みついている」「端役は主役との絡みが大事だ」「一緒に絡めとる」などと使います。

「関わる」は関与・関係すること

「関わる」はあることに参加していること、関与していること、関係していること、密着していることなどです。

「脳卒中は命に関わる病気だ」「侮辱は私の名誉に関わることだ」「確かに事件に関わっているようだ」「なぜ関わりを否定するのか」「関わりを持ってはいけないのですか」「やくざには関わらない方が良い」などと使います。

「絡む」は「関わる」こと

「絡む」は相手に「関わる」ことです。

絡む対象が必ずありますから、「関わる」ことになるのです。

密接に二つのものが近づくことでもあり、関係を持つことなのです。

広い意味で同義と言えます。

「関」は「門のかんぬきのことで、「二つのものを結びつける」意味を持ちます。

「絡」は「糸がまとわりつく」ことで、「二つのものが結びつく」意味になりますから、同義なのです。

「絡む」と「関わる」とは

「絡む」は糸がまつわり付く様子です。

転じて関係する・関係を持つ・密着するなどの意味になりました。

「関わる」は門のかんぬきから来た言葉で、関係ある、関与する、結びついているなどとなりました。

二つの言葉は密接にくっつくことから、同義と言えそうです。

「この事件に絡んでいる」「この事件に関わっている」は同じことです。

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