「悪運」と「強運」の違い・意味と使い方・由来や例文

B!

悪運は「悪い巡り合わせ、または悪人が持つ強運のこと」。

「不運」と言い換えると分かりやすい。

強運は「強いめぐり合わせのこと」。

「幸運」と言い換えると分かりやすい。

悪運は本来の意味が誤用された言葉の一つです。

悪運は悪事を働く人間が罰せられないでいることが本来の意味です。

それを悪い運命と誤用しているのです。

強運は運気が上向きのことです。

「悪運」は悪人の運が良いこと

「悪運」は悪い運気のことではなく、悪人の運気が強いことです。

ですから「さしもの悪党も悪運が尽きた」「もう逃げられない、悪運もそれまでだ」「逃走した容疑者はなんとも悪運が強い」などと使うのです。

「最近悪運続きで嫌になる」は誤用で「最近運気が下向きで嫌になる」が正しいのです。

ですから「悪運」は「悪い運気」ではなく「悪人の運気」なのです。

「強運」は吉

「強運」は運気が上向きなため、思いがけず良いことがあることです。

運気の流れが上向きで強いため、やることなすことが良い方向になっていることです。

「宝くじが簡単に当たるとは強運の持ち主だ」「あんな大きな交通事故に遭遇して、かすり傷一つ追わなかったのは強運としか言いようがない」「強運は長くは続かないものだ」などと使います。

「悪運」は悪人の「強運」のこと

「悪運」は「悪い運」ではなく、「悪の運」です。

いわゆる裏社会に生きて居る人間たちは、多かれ少なかれ悪事をしてきた経験があるのですが、全員が刑務所と言うことにはなっていません。

更生のために刑務所から戻ってもまた、悪事に加担してしまうのです。

しかし、いつかは「悪運」も尽きる時が来るのです。

「悪運」も運気ですから、長くは続かないものです。

「悪運」と「強運」とは

「悪運」は悪事を働く人間が持つ強運のことです。

罰を受けることもなく、悪事を重ねている人間の様子ですが、「悪運」は尽きる時が必ずあるのです。

「強運」は大吉が当たるようなもので、普通の人にもの巡ってくるものです。

「悪運」は巡ってこなくとも、「強運」は誰にでも巡って来ますから、待っていれば良いこともあります。

しかし、「悪運」と同じように長続きはしません。

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