「潮位」と「波高」の違い・意味と使い方・由来や例文

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潮位は「一定の基準面と海面の高さの差のこと」。

「潮汐」と言い換えると分かりやすい。

波高は「波の一番高いところから一番低いところまでの高さの差のこと」。

「波浪」と言い換えると分かりやすい。

潮位は一日でも2回変化するものです。

満潮・干潮を繰り返していて、時期により大潮・中潮・小潮などがあります。

波高は波の高さのことで波浪やうねりの大きさのことです。

「潮位」は月の作用

「潮位」の起きる原因は月の引力と遠心力による起潮力と言うものです。

地球には月の引力と月と地球の力関係から起きる遠心力の両方の相反する力が働いていますから、起潮力はこの差し引き合計となります。

地球が回転しているためと月が地球を回っているために、満ち引きや大潮小潮が起きてしまうのです。

すべては引力と遠心力、地球の自転と月の公転が起こす現象なのです。

「波高」は波浪・うねり

「波高」の起きる原因は風によるもので、風が波浪やうねりを引き起こします。

毎日の様に波浪注意報・波浪警報がどこかで出されていますし、夏には遠くの台風の影響でうねりも観測されます。

波高は風による高波や台風による強風や気圧低下による海面上昇がもたらす高潮などでも高くなります。

波が高くなるとサーヒンには良いものになりますが、遊泳はすぐに規制されます。

「潮位」と「波高」は別物

「潮位」は海面の高さの差ですから、波高のような高さではありません。

起きる原因も異なり、全く別のものとなります。

波が高いので潮位も高くなるというのは勘違いと言うものです。

潮位は月との関係で起きますが、例外的に高潮の時は潮位も異常変化を起こします。

潮位が異常に高くなるために広範囲の浸水が起きてしまうということです。

「潮位」と「波高」とは

「潮位」は海面の高さの差のことで毎日変化をしています。

その原因は月と地球が及ぼす引力・遠心力と自転・公転作用によるものです。

また、例外的に気圧の急低下があると潮位も大きな影響を受けます。

「波高」は波の高さのことで、多くは風の作用によるもので高いとすぐに注意報や警報が出されるものになります。

船の運航や漁業・海水浴などに直接影響が出るものだからです。

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