「古里」と「故郷」の違い・意味と使い方・由来や例文

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古里は「その人に古くから縁がある場所のこと」。

生まれ育った場所という意味で使われることが多いですけど、それ以外でも何らかの縁があれば、古里という表現を使うことができます。

故郷は「その人が生まれた土地のこと」。

こちらに関しては生まれた場所じゃないといけないので、定義ははっきりしていますし、イメージ通りの意味でしょう。

「古里」の意味

古里とは、その人に古くから縁がある場所のことです。

何らかの縁があれば使うことができるため、古里に関しては、1人で複数のものを持っていても不思議ではありません。

子供の頃から引っ越しを何度も経験しているとか、いろいろな境遇の人たちにおいて使用できる言葉と言えるでしょう。

ただ、古里という表現はあまり見ません。

「故郷」の意味

故郷とは、その人が生まれた土地のことです。

生まれた場所そのものを指しているので、基本的には故郷は1人1つという言い方になるでしょう。

しかも生まれた場所ですから、割と定義がはっきりしている状況です。

故郷という言葉はそれなりに見聞きする機会があり、多くの人たちにとって、十分に馴染みを感じやすいと評価できます。

「古里」と「故郷」の用法や用例

「私は生まれた場所以外にもいろいろな古里を持っている。

特に代表的なのは大学4年間を過ごした場所だろうか。

地元とは違うエリアの大学に進学したが、今ではここは1つの古里と言えるだろう。」

「故郷は1人に1つしかないから、どうしても特別な感じがするよね。

実際に生まれた場所に帰ると、それまでとは違った高揚感が生まれてくる感覚もあるし。」

古里と故郷は意味が違っている

古里と故郷は同じものだと思っている人がいるかもしれないですけど、厳密に言えば違います。

古里は1人で複数持つことが可能ですが、故郷は基本的に1人1つとなっているので、その点で区別できるのです。

似たような意味であはありますけど、見分ける点はきちんとあるということです。

日常生活の中では、故郷を使うことは多々ありますけど、古里に関してはあまり使われないです。

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