「破産」と「破算」の違い・意味と使い方・由来や例文

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破産は「債務者が債務超過、支払い不能になったときに裁判所が債務者の財産を没収し、債権者に対して平等に渡していくこと」。

つまり、債務者は全財産をほぼ失うという状況になるのです。

破算は「そろばんでゼロの状態に戻すこと、計画などを根本からやり直すこと」。

どちらかと言えば、後者の方の意味で使われやすいと言えます。

「破産」の意味

破産とは、債務者が債務超過、支払い不能になったときに裁判所が債務者の財産を没収し、債権者に対して平等に渡していくことです。

これによって、債務者は自分が持っている財産のほとんどを失うことになります。

一般的には自己破産という言い方をします。

破産に関しては、法人のみならず、個人でもありえる事態と言えるでしょう。

「破算」の意味

破算とは、そろばんでゼロの状態に戻すこと、計画などを根本からやり直すことです。

したがって、複数の意味が存在している点については理解しておきましょう。

ただ、前者の意味で使用するケースはほとんど見聞きしないはずです。

どちらかと言えば、後者の方が有名なので、これに関して覚えておくと困るケースが少ないと言えます。

「破産」と「破算」の用法や用例

「ここまで借金が膨らむと、もう返せるあてはないな。

これは現実的に自己破産を選択するしかないのではないか。

できれば返済はしたいが、このまま続けても時間が過ぎるだけだろう。」

「彼と結婚する予定だったんだけど、実はこの前浮気が発覚して、それで結婚の話が破算になってしまったんだ。

これからどうすればいいって言うのよ。」

破産と破算は意味が全く違う

破産と破算に関しては、言葉はかなり似ていますが、意味は相当違います。

どちらも滅多に使うものではないですけど、それぞれの意味は頭に入れておきましょう。

破産は借金の返済ができなくなった際に財産のほとんどを失うことで、破算は計画を根本からやり直すことという意味があります。

そういった部分で違いを認識しておきましょう。

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