「却下」と「不承認」の違い・意味と使い方・由来や例文

B!

却下は「内容の確認や検討なしに退けること。」

「門前払い」と言い換えると分かりやすい。

不承認は「内容の確認や検討をして退けること」。

「不承諾」と言い換えると分かりやすい。

どちらも物事を認めないことですが、却下は法律用語としてあり、かなり強い言葉になります。

転じて、日常的にも面白がって使うことはあります。

「却下」は法律用語
「却下」は申請があったものについて、事前に内容が不適当と推定されるものについて、法律になじまない・書類不備・手続き不備などの理由を付けて最初から受付を拒否することです。

申請の内容の精査や検討などには至らずに門前払いの形になります。

日常で使う場合は、力関係で上のものが下のものに「却下」と言う言葉で認めないことを伝えることがあります。

「不承認」は認めないこと
「不承認」は日常的に起きることです。

何か業務上のことで下部組織から上がってきた事案や書類に対して、内容を検討したら不適当と判断し自分の権限で承認をしないことです。

役所や企業では書類に承認欄があり、確認・承認したとなれば確認印を押印するしきたりが昔からあります。

「不承認」となれば業務の滞りが起きますから、説得して承認を得ることをします。

「却下」は内容を確認せず、「不承認」は確認して認めないこと
「却下」が強い言葉の理由は申請された内容を見もしないで、門前払いをするためです。

「不承認」は内容の確認や検討をしてもらえるので、少しは納得がいくのですが、「却下」は納得いかないことになります。

例えば夫婦間でも、夫の小遣い増額要求は理由も聞かずに「却下!」と妻は言います。

仲間内でも「それは却下だな」などと使います。

「却下」と「不承認」

「却下」は法律用語で、審査する対象でないことや書類不備などを理由に門前払いをすることです。

強い言葉なので、日常会話でよく面白がって使うことがあります。

「不承認」はあまり起きないことですが、業務上の手続きの中で根回しが行われていない場合に管理職がたまに取る行為です。

特にトップの「不承認」はあり得ることで、事前の根回しが大事と言えます。

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