「金字塔」と「偉業」の違い・意味と使い方・由来や例文

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金字塔は「ピラミッドのこと、後世に残る偉業のこと」。

「不滅偉業」と言い換えると分かりやすい。

偉業は「偉大な功績のこと」。

「偉大功績」と言い換えると分かりやすい。

金字塔は偉業の中でも特筆するべき偉業のことを言い、偉業の中の偉業と言うことです。

偉業は数ある功績の中でも特筆すべき功績のことで、功績の中の功績と言うことです。

「金字塔」はピラミッドのことから言われる言葉

「金字塔」はその漢字の形がピラミットの形に似ていることから「金の字の形=ピラミッドの形」となったものです。
ピラミッドは想像も出来ない苦労の末に打ち立てられたと言う意味で、後世に語り継がれる偉業を言います。

例えば「会長は我社を業界のリーダーにしたという金字塔を打ち立てた」「ジンギスカンはモンゴル帝国を作ったという金字塔を作った」と使います。

「偉業」は功績の優れたものに言う

「偉業」は数ある功績の中でも特筆するべきものを言います。

「会長は創業者として我社を上場企業にしたという偉業を成し遂げた」「ips細胞は人類にとり偉業となるべき発見だ」「大企業の創業者は皆偉業を成し遂げていると感じる」「功績は多いが、偉業は少ない」「偉業とは何人も無しえない仕事を成し遂げたことを言う」と使います。

「偉業」は多いが、「金字塔」は少ない。

「金字塔」はそうあるものではありません。

「偉業」は数ある功績の中にあるもので、良く言われるものになりますが、「金字塔」となると「不滅のもの・後の世に語り継がれるもの」と言う意味が強いものですから、そう気軽には使えそうもありません。

例えば「エジソンは発明王として文明社会に金字塔を打ち立てた」と使います。

「金字塔」「偉業」

「金字塔」は偉業の中でも特筆されるものに限定されます。

大昔では大帝国を築き上げた大王、一大宗教勢力を作った宗教家、国家を興した皇帝たちなどが成し遂げたことを「金字塔」と言います。

「偉業」は大会社の創始者、功績が顕著な人、ノーベル賞受賞者などを言います。

しかし、場合により相対的に使っても良いと思われたら、「偉業」も「金字塔」になるのかも知れません。

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