「自立」と「自律」の違い・意味と使い方・由来や例文

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自立は「自分の力で物事を行うこと」「他人の力を借りず、自分自身の力で物事を行うこと」「子供が一人で立つことができた。」

など、「自分で立つ」自律は「自分の感情などを律すること」「様々な感情などがある中で、自らを律する力を持つこと」「他人や周りの感情に左右されず自分の芯をもち物事を行うこと。」

「自分を律する」

「自立」の意味

自立とは漢字そのもので、他人の力を借りず「自ら」の力で「立つ」と言うことです。

自分自身の力で物事を行い、それぞれの持った能力を発揮することです。

他人の力を借りることなく行うことで、様々な自立になっていきます。

小さな子供でもはじめて一人で立つことができたことや、お話しができるようになった、など少しずつ自立をしていきます。

親の元で暮らしていたのであれば、一人暮らしをすることで、はじめて自分ひとりで、自立することになります。

炊事、洗濯、家賃や食費などの生活費など、親の力を借りず、自ら生活を行うことです。

「自律」の意味

自律とは自分の感情など、精神面に関わるところの意味です。

自分の気持ちを律することで、穏やかな気持ちになったり、落ち着かせたりすることです。

自分自身の持つ芯の部分を軸に、如何に律する事ができるのか。

ピアノなどの音源を合わせる調律と同じように、ブレた芯を中心に戻すことです。

感情に左右されることなく、苛立ちなどがあったときでも自分を律することで、気持ちを穏やかにすることです。

「自立」と「自律」は似て非なるもの

「自立」と「自律」は自分自身の外と内だと考えます。

「自立」は、一人で立つ、一人で生計を建てるなど、目に見える部分が多くを占めますが、「自律」は穏やかな気持ち、苛立ちなど感情など自分自身の内面の部分があげられます。

それぞれ同じ響きの「じりつ」ですが、両方ともに、自らを作り上げるために必要な「じりつ」です。

自立ができ、自分自身を律することができれば、人からの信用もさらに得ることができるのではないでしょうか。

「じりつ」をするには

いくら裕福であったとしても、心が満たされていない、常にイライラしているなど感情が不安定であれば、自律することができでいない。

心が満たされていたとしても、自分で物事を決めたり、行うことができなければ、自立してるとはいいきれないのではないでしょうか。

仕事であれば、一人立することで、自立することはできます。

では自律をするためにはどうすればよいのか。

その仕事に対して、感情で動かず、俯瞰して物事を見る。

また自分自身の感情がブレていると感じることで、その感情を律する事ができます。

苛立ちがあるのであれば深呼吸をすることで、また律することができます。

それぞれのじりつをうまくコントロールすることで、仕事やプライベートなどを楽しく行うことができるのではないでしょうか。

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