「アノード」と「カソード」の違い・意味と使い方・由来や例文

B!

アノードは「電極のプラス側のこと。」

「陽極」と言い換えると分かりやすい。

カソードは「電極のマイナス側のこと」。

「陰極」と言い換えると分かりやすい。

アノードとカソードと言う言葉は分かりにくく、またね覚えにくいのです。

プラス・マイナスあるいは陽極・陰極と言う方が分かり易いと感じるのにどうしてか使われています。

「アノード」はプラスのこと

「アノード」 は「アノード反応」と言う酸化現象から来ている言葉です。
酸化は電気化学的にはマイナスに帯電している電子が奪われることですから、プラス極と言うことです。

普通プラス極は金属側になり腐食の原因となります。

マイナスの電子が出ていくので結果的にプラスになるということです。

記号では「A」と表示されています。

「カソード」はマイナスのこと

「カソード」は「カソード反応」と言う還元反応から来ている言葉です。
還元は電気化学的にはマイナスに帯電している電子が流入してくることですから、マイナス極と言うことです。

アノード・陽極・プラス側に酸化反応を起こし電子を放出させ、カソード・陰極・マイナス側に還元反応を起こして電子を取り込むことを電気分解と呼びます。

記号では「K」と表示されます。

「カソード」側から「アノード」側に電流が流れます。

電流とはアノード・陽極・プラス側から、カソード・陰極・マイナス側に流れています。

ところが、電気は電子の流れのことを言うのが本当なのですが、電子の流れは電流と逆になっています。

これは電流が発見されたときに電流の向きも決められたためと言われています。

のちに電流は電子の流れと分かっても向きの訂正は出来なかったのです。

「アノード」「カソード」

例えばLEDの電極にはAアソード、Kカソードの表示があります。

Aアソード側に電源のプラスを接続し、K(英語はCなのですがドイツ語ではK)カソード側には電源のマイナスをつなぐと点灯します。

反対につなぐと壊れる可能性があります。

「アソード」はプラスのこと、「カソード」はマイナスのことです。

それぞれ酸化還元反応から来た言葉です。

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