「優柔不断」と「躊躇」の違い・意味と使い方・由来や例文

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優柔不断は「物事を考えすぎて決断ができないこと」。

「判断的迷い」と言い換えると分かりやすい。

躊躇は「物事を考えすぎて行動が出来ないこと」。

「行動的迷い」と言うと分かりやすい。

これらの言葉は考えすぎて迷い、決断や行動が出来ない様子のことを言います。

優柔不断は性格的なことで躊躇は誰にでもある行動パターンです。

「優柔不断」は性格的なもの

「優柔不断」の「優柔」は「気持ちがフワフワしている様子」のイメージがあり、「不断」は「決断が出来ない」ことですから「優柔不断」は「気持ちに迷いがあり、物事の決断がすぐにできない様子」となります。

多分に性格的なものになり、「即断即決」の性格の人から見れば「何をぐずぐずと」しているように感じてしまいます。

「躊躇」は誰にでも起きること

「躊躇」は「ためらい」ですから、誰にでも予期せずに起きてしまう行動パターンの一つです。
物事を決めるというより、本当に行動を起こして良いのかという「ためらい」の時に使います。

すぐに出来ない点では「優柔不断」のように見えますが、「躊躇」は即断即決を迫られている際に起きる一時的な「行動的迷い」のことです。

「優柔不断」は「躊躇」とは違います。

「優柔不断」は時間がかかることですが「躊躇」は一時的なことです。

時間がかかっている「躊躇」もないことはありませんが、普通はその時の一時的な迷いというものです。

例えば「レストランで食事を頼む際にあれこれと迷いすぐに決められないことを優柔不断と言います」「出かけるときに傘を持っていこうかどうか迷うことは躊躇と言います」

「優柔不断」と「躊躇」の違い

「優柔不断」は性格的なもので、物事に迷いすぐに決断ができないことです。

「躊躇」は誰にでも起きる行動パターンで、物事に迷い一時的に行動が止まることです。

例えば「ショッピングで着るものを選ぶとき、やたら時間が掛かる人がいますが、優柔不断な性格なのだと感じる」「信号が変わろうといているときに渡ろうか止まろうかと躊躇した」と使います。

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