詭弁は「間違っていることを正しいように見せかける言い回しのこと」。
表現の仕方などによって、正しいことを言っているように見えるものの、実は間違った主張などをする際に使われやすいです。
きれいごとは「世間から非難されないような言い方をしているものの、中身が伴っていないこと」。
よく見えるような言い方をしているだけで、非現実的なことを主張する際に使われやすいです。
「詭弁」の意味
詭弁とは、間違っていることを正しいように見せかける言い回しのことです。
よくよく考えているみるとおかしなことを言っているのに、表現の仕方などによって正しいことを言っているように感じさせる、そういった主張などに対して使われます。
基本的には非難する意図があって使う言葉なので、詭弁に関してはそういうニュアンスを覚えておきましょう。
「きれいごと」の意味
きれいごととは、世間から非難されないような言い方をしているものの、中身が伴っていないことです。
世間にとりあえず受け入れられるようなことを言っているものの、実態は非現実的だったり、単なる理想論だったりということで、主張そのものに価値を見出せないようなシーンで使うことが多いでしょう。
詭弁と同じように、主張そのものを非難するような意味で使われることが多いです。
「詭弁」と「きれいごと」の用法や用例
「世の中には詭弁を言う人がいる。
特定の意見などが詭弁であるかどうかの判断が適切にできないと、すぐに騙されてしまうんだ。
詭弁を言っているかもしれないという可能性を考慮しよう。」
「きれいごとでは何も解決しない。
だって、きれいごとは現実的な話ではないし、中身が伴っていないものだから。
もっと現実に即した主張をすべきだ。」
詭弁ときれいごとは問題点を含んだ主張
詭弁ときれいごとは、それぞれ多少意味は異なっていますが、どちらも何かしらの問題点を含んだ主張という意味があります。
したがって、詭弁やきれいごとに関しては、かなり否定的な意味を持った言葉です。
そして、特定の主張を非難する際に使われるので、そういったニュアンスを持っているという点は頭に入れておきましょう。