「天災」と「人災」の違い・意味と使い方・由来や例文

B!

天災は「台風や大雪のような自然現象が原因で起きる災害のこと。」

「自然災害」と言い換えると分かりやすい。

人災は「爆発事故や道路陥没など人為的なことが原因で起きる災害のこと」。

「人為災害」と言い換えると分かりやすい。

天災と人災はハッキリと分かる場合と、どちらとも言えない場合やよく考えると人災ではないかという場合があります。

「天災」の自然現象は防ぎようがありません。

「天災」は自然現象で発生しますが、自然現象自体は現在の科学をしても防ぎようがないのです。

そこで「防災」ということが叫ばれ、地震・台風・大雪・豪雨・竜巻・洪水・津波などの自然災害にも強いインフラを整備することをしているのです。

「防災」のために建物の耐震化・堤防の補強・防災マップの作製・非難訓練などが行われています。

「人災」は基本的には人が起こすミスで起きます。

「人災」は人為的ミスで起きる災害のことです。

何等かの爆発事故・大火事・タバコによる山火事・地下トンネルによる道路陥没事故・高速道路トンネル天井崩落事故・法面の崩壊・工事中のクレーン事故など人為的ミスが原因で起きる災害のことです。

これらは明らかな人的ミスと経年劣化が引き起こすもの・不測の事故・自然現象が引き金になるものなどがあります。

「天災」なのか「人災」なのか判断が難しい場合もあります。

災害と呼ばれるものには「天災」「人災」の区別がありますが、起きたことがどちらかがハッキリしない場合があります。

例えば「地震で建物が崩落したが、実は建築基準法に違反していた疑いが出てきた」「山道のがけが土砂崩れをしたが、明らかに法面の強度が不足していた」「津波で大被害が出たが、堤防の高さを甘く見積もり低くしていた」などの場合、「天災」が原因ですが実は人的ミスによる「人災」の方が強いと言えるのです。

「天災」と「人災」の違い

「天災」は自然災害が原因となり発生するものです。

自然現象は防げませんから防災対策をするのですが、それでも想定外のことはあります。

「人災」は人為的ミスが引き金になり発生する災害のことです。

自然現象が一義的に発生しても、人的ミスが災害に関与している場合が良くあり、「天災」というより「人災」と呼んだ方が正しいこともあります。

最新の記事はこちらから