実行は「特定の行動を実際に行うこと」。
何らかの行動を実際に起こせば、それを実行と言います。
多くの場面で見るような状況と評価できます。
決行は「自身で決心した行動を起こすこと」。
意味は実行とあまり変わりませんけど、決心をする必要があるので、特定の行動をとるにあたって、少なからず考えた部分がないといけないわけです。
「実行」の意味
実行とは、特定の行動を実際に行うことです。
何らかの行動を実際に起こすときに実行という言葉を使うので、私たちは実行に当たる行動を日々取り続けていると言えるでしょう。
些細な行動であっても、実行と言える可能性は高いですから。
実行という言葉を使っているかはともかく、実行に当たる行動をとることは何ら珍しくないのです。
「決行」の意味
決行とは、自身で決心した行動を起こすことです。
実行と意味は似ているものの、自身で考えた行動をとる必要があるため、少なからず悩んだ末に起こす行動でないといけません。
そういう制約がある言葉なので、実際に使える場面は実行よりは少ないと言えるでしょう。
決行に関してもそれに該当する行動をとることはありますが、決行の方がマイナーと言えます。
「実行」と「決行」の用法や用例
「さて今日から早寝早起きを実行しよう。
健康的な生活を手に入れるためにも、まずは早寝早起きは絶対に必要だろう。
なんとか毎日続けていかないといけないな。」
「以前から考えていた独立をついに決行するときがきた。
ついに会社を辞めて、フリーとなって仕事をするときが来たんだな。
もう後には引けない。
やるしかないんだ。」
実行と決行は光景自体は同じ
実行と決行に関しては、意味は微妙に違います。
実行は特定の行動を実際に起こすだけですけど、決行は決心が必要なので、結局は行動を起こすまでのプロセスに違いがあるのです。
でも、内面の部分の違いですから、傍から見れば実行と決行は同じような行動にしか見えないでしょう。
だから、ほとんど同じ意味として捉えられがちと言えます。