「バイオリン」と「ビオラ」の違い・意味と使い方・由来や例文

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バイオリンは「バイオリン属の中で最高音を出す最小の弦楽器のこと」。

「花形弦楽器」と言い換えると分かりやすい。

ビオラは「バイオリン属で二番目に小さい弦楽器のこと」。

「大型バイオリン」と言い換えると分かりやすい。

バイオリン属とは「バイオリン」「ビオラ」「チェロ」「コントラバス」の4つの弦楽器のことです。

「バイオリン」は弦楽器の花形

「バイオリン」は弦楽器の中でも華やかな音が出るもので花形と言えます。
弦楽器は弓に張った毛を本体の弦に宛てて前後に擦り音を出す楽器で、顎に挟む形で演奏します。

弓には馬の毛が束になって張られていますが、それに松脂を塗布して弦との摩擦を出します。

弦の材質は、昔はガットと言う羊の腸スジから作られたものでしたが、最近ではスチール製・ナイロン製のものが普及しています。

「ビオラ」は大型のバイオリンのよう

「ビオラ」はバイオリンより大型であるため、音は完全5度低く調弦されています。
バイオリンと同様に顎に挟んで同じように弓を使い演奏をします。

昔から大変に地味な存在でしたが、モーツアルト・シューマン・ドビッシーなどはビオラのために合奏曲を作っていますし、バッハの時代からビオラの独奏曲も多く作られています。

「バイオリン」と「ビオラ」はよく共演をします。

「バイオリン」と「ビオラ」はよく合奏曲でコンビを組むことが多くあります。

両方ともオーケストラではなくてはならないパートで全体の主役と言えます。

「ビオラ」はバイオリンの華やかな旋律を助けて、より深みのあるハーモニーを出す手助けをしているのです。

ちなみに、現天皇陛下が皇太子の頃から嗜んでいる楽器も「ビオラ」なのです。

バイオリン属とは4弦楽器のこと

バイオリン属はバイオリンを筆頭にビオラ・チェロ・コントラバスのことです。
演奏法はすべて弓を弦に擦り音を出すことは同じですが、音域が順に低くなりますし、形も同じで大きさが順に小さくなります。

弦楽器で伝統的な名品はストラディバリウスで、イタリアのストラディバリ親子が17~18世紀にかけて作成したもので、今でも現存し演奏されています。

バイオリン属を始め、マンドリン・ギター・ハープなども作られました。

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