「童話」と「寓話」と「おとぎ話」と「昔話」の違い・意味と使い方・由来や例文

B!

童話は「子供向けの物語のこと」。

「アンデルセン童話」と言い換えると分かりやすい。

寓話は「擬人化した動物などによる教訓話のこと」。

「イソップ物語」と言い換えると分かりやすい。

おとぎ話は「子供向けの昔話のこと」。

「桃太郎」と言い換えると分かりやすい。

昔話は「子供向けのお伽話のこと」。

「笠地蔵」と言い換えると分かりやすい。

「童話」は子供を対象とした物語のこと

「童話」は子供向けのもので、民話・伝説・神話・寓話などの他、創作されたものもあります。
「グリム童話」「アンデルセン童話」が有名ですが、「寓話」「お伽話」「昔話」も含まれます。

その範囲は広く、例えば日本のものでは「浦島太郎」「一休さん」「かぐや姫」「桃太郎」などたくさんあり、世界のものでは「三匹の子豚」「狼少年」「マッチ売りの少女」「シンデレラ」など多くの童話が存在します。

「寓話」は教訓話

「寓話」も子供向けの話ですが、動物などが擬人化されて登場し、日常生活をする中で教訓を取り入れる物語です。
有名な「寓話」には「イソップ物語」があり、「アリとキリギリス」「アリとはと」「王様の耳はロバの耳」「北風と太陽」「金の斧と銀の斧」など馴染みの物語が含まれています。

「寓」には「かこつける」と言う意味があります。

「おとぎ話」の「とぎ」は「伽」で「付き添う」と言う意味があります。

「おとぎ話」は子供に寝副って言い聞かせる物語で、「童話」「寓話」「昔話」のことです。

昔は「おとぎ」は高貴な人の傍で物語を語り聞かせた事を指していましたが、明治になり現在のように寝ながら言い聞かせた子供相手の物語になりました。

「おとぎ話」と言う語感は優しい響きがあり、まだ幼い子供に使う言葉になります。

「昔話」は「童話」などと同じ

「昔話」はやはり子供相手の物語ですから、童話や寓話・お伽話なども含まれます。
かつて「日本昔ばなし」と言う長寿テレビ番組がありましたが、日本の民話や伝承などを元にたくさんの昔話を放映していました。

童話や寓話・おとぎ話・昔話には有名な物語も多く、映画など映像化・アニメーション化されたものも多くあります。

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