「家庭」と「世帯」の違い・意味と使い方・由来や例文

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家庭は「夫婦や親子などの家族と言われる人たちが生活を共にしている状況のこと」。

基本的には家族を中心としたまとまりのことを指しています。

世帯は「生計を共にしている人たちの集団のこと」。

一般的には家族が占めることが多いですけど、それ以外の人が含まれるケースもあるため、そこは家庭との大きな違いと言えるでしょう。

「家庭」の意味

家庭とは、夫婦や親子などの家族と言われる人たちが生活を共にしている状況のことです。

一般的には同じ家に住み、同じ空間で毎日を過ごしていると言えます。

ただ、家族同士でも別々の家に住んでいる状況があれば、家庭とは言わない場合も多いです。

したがって、家族同士が一緒に住んでいる状況に関して、特に家庭という言葉を使います。

「世帯」の意味

世帯とは、生計を共にする人たちの集団のことです。

世帯に関しては家族同士である必要はなく、他人と言える人たちであっても、生計が同じであれば世帯に含めて考えることができます。

したがって、例えば友達同士で一緒に住んでいて、生計を共にしている状況があれば、その友達同士で世帯という言い方ができます。

また、一人暮らしの場合も世帯と表現できます。

「家庭」と「世帯」の用法や用例

「結婚をし、子供が産まれて、夫婦、親子で同じ家に住んでいると、まさに家庭を持ったという実感がわいてくるな。

昔からの憧れだったからな。」

「今まではずっと実家で暮らしていたから、両親と同じ世帯だったけど、先月からついに一人暮らしをするようになって、やっと一人世帯になった。

実家で過ごしていたときと比べると寂しいものだな。」

家庭と世帯は割と似ている言葉である

家庭と世帯は厳密に言えば意味は異なっていますが、微妙に似ている部分もあります。

家庭は家族同士で一緒に住んでいるケースであり、これはそのまま世帯にも当てはまります。

一人暮らしを除けば、世帯は家族同士で構成されているケースがかなり多いので、家庭と言える状況がそのまま世帯とも言える状況になっていることは割とあるのです。

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