運営は「特定の組織などが上手く機能するように、管理すること、計画すること」。
何らかの目的を持った組織が円滑に機能するように目指すことです。
経営は「企業などが営利を得ることを目的として、活動していくこと」。
あくまでも目的は営利であり、その要素が存在することが大前提です。
そして、主体となるのはほとんどが企業です。
「運営」の意味
運営とは、特定の組織などが上手く機能するように、管理や計画をすることです。
特定の組織に属する人間が、その組織が円滑に機能するように図ることを意味しています。
したがって、現実的には対象となる組織はいくらでも存在すると言えるでしょう。
基本的に組織と言えるものは、少なからず円滑な運営を目指しているものでしょうから。
「経営」の意味
経営とは、企業などが営利を目的に活動することです。
目的は営利を追求することであり、そのために企業それ自体の円滑な機能を目指している状況と言えます。
営利を目指す組織が主体になる必要があるため、現実的には経営の主体となるのは企業でしょう。
つまり、経営に関してはそれを実際に行っている組織はかなり限られる状況です。
「運営」と「経営」の用法や用例
「町内会を運営していくためには、どうしても町民の協力が必要だ。
だから、町内会の必要性や存在意義といった部分をまず詳しく説明していく必要があるだろう。」
「会社経営は本当に難しい。
利益を出せるかどうかという非常にシンプルな部分で戦っているとは言えるものの、この利益追求に関しては実際にかなり大変な作業と言えるだろう。」
運営と経営は利益の有無の違い
運営と経営は何が違うのか？と言えば、大きいのは利益の追求の有無です。
運営も、経営も結局はそれぞれの主体となる組織が円滑に機能することを目指していますが、その先に営利という目的があるか？で意味が分かれるのです。
したがって、運営と経営は似ている面もありますけど、はっきりと違う部分があるという意味では使い分けは容易でしょう。