「限度」と「限界」の違い・意味と使い方・使い分け

B!

限度は「物事の程度の範囲の極みのこと」。

「制約」「程度」「限り」と言い換えると分かりやすいです。

限界は「限度の境目のこと」。

「区切り」「極限」「境界」と言い換えると分かりやすいです。

限度は程度の極みのことを言い、最大の量や最小量、最大速度や最小速度、最高、最低などのことです。

限界はその程度の限界にある境目のところを言います。

限度はあることにある許容範囲の上限や下限のことです

ものごとには限度があります。

例えば、人間が生きられる条件には温度や空気の濃度など生きられる程度について限度があります。

それを超えてしまうと生存が出来なくなります。

生活していく上でも最低のお金は必要ですし、食べ物も水も必要です。

多すぎても余りますし、少なすぎて足りません。

「過ぎたるは及ばざるがごとし」なのです。

限界は限度の境界を表す意味があります

限界は許容範囲の際、境界線を言います。

限度を超えてしまう境目のことで、超えてしまうかも知れない状態も限界といいます。

例えば、過疎になり住人がいなくなる「限界集落」など本来あるべき役目が維持出来ない状態にある場合に使われます。

ギリギリの状態を「もう限界だ」とは言いますが「もう限度だ」に比べて逼迫感があります。

ものには限度がありますので境界線である限界を超えないようにしましょう

限界は限度が示す範囲の境界線のことでそれは限度の上限であったり下限であったりします。

程度の極みであることを表す境目のことになります。

限度は程度の極限の意味ですから、逆に考えれば制約、制限という意味も含んでいます。

物事を正常に働かすためにはそれなりの制約や制限が設けられていて、限度や限界はその範囲の極みを表わしています。

限度も限界も程度の極限状態を言いますが程度は面、限界は線と言えます

限度は程度の極限状態のことで限界はその境界線のことです。

「限度一杯になる」とは程度が上限にあることで、一杯を示す数値が限界です。

限度は程度の上限下限までの範囲を示し限界は上限下限を表す境界線です。

例えば、水が液体でいられる限度は0度から100 度までの範囲ですが、下限の0度と上限の100度が限界値と言えます。

最新の記事はこちらから