「プロデューサー」と「ディレクター」の違い・意味と使い方・使い分け

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プロデューサーは「ある作品の責任者のこと」。

「興行主」「制作者」と言い換えると分かりやすいです。

ディレクターは「ある作品で演技指導をする人のこと」。

「監督」「指揮者」と言い換えると分かりやすいです。

プロデューサーはある作品の生みの親であり、ディレクターは映画では演技指導をする監督のことですが、音楽では指揮者のことを言います。

プロデューサーは制作者と言い、ある作品などの生みの親です

プロデューサーは作品となる映画やドラマ、演劇などを作る人です。

作品の企画から行い、内容の決定や予算、監督や出演俳優の選定、制作に必要なスタッフを集めます。

生みの親として作品全体に関わり責任を持ちます。

チーフプロデューサーの元、職務別に制作プロデューサー、ラインプロデューサーなどがいます。

エグゼクティブ・プロデューサーは権限が一番強く役員待遇の人もいます。

ディレクターは現場監督の意味があります

ディレクターは映画やドラマの制作現場にいて、台本を元に演技指導や演出を行う人で監督や演出家などを言います。

映画では監督であり、演劇では演出家、音楽では指揮者が該当します。

デイレクトとは一義的には「まっすぐな」「直接の」という意味ですが、動詞としては「方向付ける」とか「指導する、監督する」などの意味がありディレクターと言われています。

プロデューサーの制作したこの作品を演出したディレクターは優秀な人だ

例えば、舞台演劇ではプロデューサーがシェイクスピアの悲劇などを元に制作した芝居を宮本亜門氏などの著名なディレクターが演出します。

台本にはト書きで一応の動作や表現方法が書いてありますが、実際の演技は役者の力量とディレクターの演技指導により作られていきます。

その表現が優れていれば優秀なディレクターと言われるのです。

一つの作品にはプロデューサーもディレクターも必要となります

作品には生みの親であるプロデューサーがまず存在します。

内容が分かる台本、脚本がつくられ、出演者が決まり、照明、音響、装置、時代考証などの裏方が揃っていても現場を取り仕切る監督やディレクターが必要です。

良い作品は良い制作者の存在や現場監督である力量あるディレクターの存在で決まると言っても過言ではありません。

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