クジラにはプランクトンを食べる種類がありますが、ジンベエザメもプランクトンを主食として食べます。
また、体が巨大であるところも似ています。
クジラは哺乳類の中で最大なのに対して、ジンベエザメは魚類の中で最大です。
どちらも人を捕食することはなく、人に対する危険性は低いとされています。
クジラのホエールウォッチングや、ジンベエザメと泳ぐ体験などがあり人に親しまれています。
「クジラ」の生態
クジラは魚の前肢のような胸びれはありますが爪はありません。
尾びれは魚類とは違った形で水平で、体をくねらせて泳ぎます。
エコロケーションという超音波で周囲を知覚し、環境を把握したり獲物の居場所を察知します。
また群れのクジラとエコロケーションで意思疎通をしているとされています。
摂食や育児などすべて水中でする水生生物です。
「ジンベエザメ」の生態
プランクトンだけでなく、小魚や海藻も摂食します。
海水と一緒に生物を飲み込み、摂食する生物だけを濾し取ります。
ジンベエザメが海面付近でよく過ごすのは、プランクトンが海面にいるからです。
餌をたくさん吸い込むために、体を縦にして摂食する習性があります。
性格はとても温厚で臆病で、環境の変化には弱いとされています。
「クジラ」と「ジンベエザメ」の分布
クジラはもともと暖かい海に生息するとされていましたが、食べ物を求めて寒い海にも行くようになりました。
クジラの種類によっては食べ物を求めて南北両極に集まるものもあります。
ジンベエザメは熱帯や亜熱帯などに分布します。
メスは特定の場所に生息するのに対して、オスはいろんな場所を回遊します。
基本的には単独行動を行います。
「クジラ」と「ジンベエザメ」についてのまとめ
クジラとジンベエザメは共に巨大であり見た目も似ていますが、いろんな違いがあることがわかります。
まず魚類と哺乳類で種類の違いがあり、生活や習性も異なっていて興味深いです。
クジラにおいてはエコロケーションという意思疎通を行うことが確認されています。
これからもクジラとジンベエザメの研究が進み、新たな秘密が解かれるのかもしれません。