「我慢」と「辛抱」の違い・意味と使い方・使い分け

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我慢は「辛いことについて耐え忍ぶこと」。

自分が辛いと感じるようなことを耐えることに関して我慢という言葉を使うのです。

辛抱は「ある程度長期にわたって、辛いと感じることを耐え抜くこと」。

状況としては我慢に近いものの、期間が長くなるという点が特徴と言え、結果的に辛抱の方が大変とも言えるのではないでしょうか?

「我慢」の意味

我慢とは、自分にとって辛いと感じることを耐えることであり、辛いことを耐えていれば、それは我慢と言えるのです。

内容は特に問われないので、自分が主観でこれは辛いことであると感じていれば、それは我慢と言えるのでしょう。

明確な定義はないですから、世の中には我慢というのは多く存在し、我慢をしている人は当たり前にいるはずです。

「辛抱」の意味

辛抱とは、自分にとって辛いと思うことを長期間耐え続けることです。

一定期間はずっと耐え続けるということで、そこは我慢という言葉との違いになります。

どのくらいの期間なのか?という定義はないので、この辛抱という言葉に関しても、主観で決まりやすいです。

だから、世の中には辛抱している人というのも数多くいるはずです。

「我慢」と「辛抱」の用法や用例

「貧乏生活をしていると我慢しないといけないことが多いよ。

特に食事に関しては、たまにお腹が空いていても食べるのを我慢することもあるし、早くこの生活から抜け出したいわ。」

「お酒を飲むことに関して、ずっと辛抱している状態が続いている。

禁酒に挑戦中で、もう2か月くらいは続けているが、やっぱりお酒を飲みたいという気持ちは時々芽生えてくるんだよな。」

我慢と辛抱は期間の違い

我慢と辛抱というのは意味それ自体の差はほとんどありません。

ただ、強いて言うならばその期間が異なっており、我慢は耐え続けることに関して比較的短期的である、常にというわけではないときに使います。

たまにというケースでも使うのです。

ただ、辛抱は耐えることがある程度持続するようなときに使うので、そこが違いとなります。

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