「幻覚」と「錯覚」と「幻視」と「錯視」と「誤認」の違い・意味と使い方・使い分け

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「幻覚」と「錯覚」と「幻視」と「錯視」と「誤認」は、いずれも事実と異なる結論が導かれるという点で似ていますが、その原因や結論までの過程が異なります。

幻覚と幻視は、実際に存在しないものを知覚することを意味します。

錯覚と錯視は、実際に存在するものを誤って知覚してしまうことを意味します。

誤認は、実際に存在するものを正しく知覚しているにもかかわらず、誤った結論を導くことを意味します。

「幻覚」と「幻視」の意味

「幻覚」とは、実際に存在しないものを知覚する(見る、聞く、味わう、触れるなど)ことを意味します。

その中でも、特に、実際に存在しないものを見ることを、一般に「幻覚を見る」というようにも使用され、正確にはこれを「幻視」といいます。

「幻視」の他に、「幻聴」や「幻臭」、「幻触」などがあり、幻聴は実際に聞こえない音が聞こえることです。

「錯覚」の意味

「錯覚」とは、主に、存在するものを、異なって知覚することを意味します。

「錯」とは、混乱する、間違えるという意味があります。

また、事実と異なる認識をしてしまうという意味もあり、誤解や思い違いと同義です。

「幻覚」は、実際に存在しないものを感じてしまうことですが、錯覚は、実際に存在するものを誤って知覚するという点が異なります。

「錯視」の意味

「錯覚」の中でも、とくに視覚の錯覚を狭義の「(目の)錯覚」と呼ぶこともあり、これを「錯視」といいます。

だまし絵やトリックアートは、この錯視を利用した芸術となっています。

多くの場合は、対象物の色、大きさ、形状、向きなどが事実と異なる見え方をします。

「幻覚」や「幻視」は、認知症などの中枢神経の異常や疾患が原因の一つですが、錯視は、そのような疾患がなくても起こります。

「誤認」の意味

「誤認」とは、ある事実を、誤った認識として認めることを意味します。

「誤認逮捕」などに使用されます。

「錯覚」と意味が似ていますが、錯覚は、事実を誤って知覚する(感じる)という意味であり、「誤認」は、事実を誤って認めるという点が異なります。

実際に存在するものを正しく知覚しているにもかかわらず、それから導いた結論が誤っているということになります。

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