「爵位」とは、貴族にだけ与えられた称号の事です。
爵位によって、身分の序列が分かるようになっています。
現在でもイギリスなどヨーロッパには貴族が爵位を持っている貴族がいます。
爵位という言葉を聞くと、昔のヨーロッパの貴族を思い出します。
漫画である「ベルサイユのばら」に出て来る貴族達は、国王や王妃から必ず爵位を付けて呼ばれていました。
貴族に与えられた称号
「爵位」とは、貴族にだけ与えられた称号の事です。
爵位によって、身分の序列が分かるようになっています。
また爵位の違いにより、特権の違いもあります。
爵位は英語で、「title」と表現します。
しかしイギリスの場合だと、「peerage」です。
爵位は、公爵・候爵・伯爵・子爵・男爵です。
ところで日本では、1884年からイギリスと同様に、5段階の爵位がありました。
日本では、1947年に爵位は廃止されたのです。
「爵位」の使い方
爵位を与えられる人は、貴族の血統を持つ人や国家の功労者の恩賞として国王から授与されます。
イギリスの貴族とは、爵位を持った人とその家族です。
爵位を継げるのは、一家の長子になります。
国家功労者のの恩賞として与えられる爵位は、一代のみの爵位です。
首相によって推薦され、国王が決めます。
この一代貴族は、男爵より爵位が低くなりますが、ナイトやサー呼ばれています。
イギリスの「爵位」違い
イギリスの爵位では、どんな違いがあるのでしょうか。
爵位は世襲制です。
公爵は、イギリス王族と臣民公爵の2種類があります。
臣民公爵とは、貴族の公爵です。
侯爵・伯爵・子爵・男爵は、代々世襲性なので、爵位が上がる事はありません。
侯爵の家に長子で生まれたら、侯爵しかなれないのです。
どんなに国に貢献しても、位が上がる事はありません。
「爵位」は現在も持っている人がいる
日本では貴族制度はなくなったので、爵位を持っている人はません。
しかしイギリスでは貴族制度が残っているので、爵位を持っている人がいます。
面白いのはチャールズ皇太子は2つの公爵の爵位を持っている事です。
またウイリアム王子も公爵の爵位を持っている人がいるので、驚きです。
一代貴族でであれば、ポールマッカートニーやビル・ゲイツなども授与されているのです。