「主観を交えないものの見方」、「第三者の立場からのものの見方」という意味で、自分の感情などを含めず、赤の他人という視点におけるものの見方という言葉になります。
主観的の反対の意味の言葉になりますけど、誰の目から見てもという意味合いがあり、特定の人からではなく、誰の目から見てもそう言えるだろうといったときに客観的という言葉を使うのです。
「客観的」の意味
客観的というのは、主観的ではない、誰の目から見てもという意味があります。
何かに対する意見を述べるときなどで客観的という言葉を使いますけど、そのときには自分ではなく、第三者の視点に立ち、私情などを入れないで述べることになります。
ただ、これは意識しないとできないことで、人は皆無意識のうちに主観的になってしまうものなのです。
「客観的」の使い方
客観的という言葉は、事実を分析するようなケースで使います。
例えば、事件の真犯人は誰か?というのは、現状揃っている証拠などをもとにまさに客観的に進めていかないといけません。
主観を交えずに、事実のみを焦点にして解明していくという作業になります。
そういった事実を明らかにしていこうというシーンにおいてよく使う言葉であると言えるのです。
「客観的」の例文
「あの殺人事件の犯人は被告で間違いないのではないでしょうか?現場から見つかった凶器に被告の指紋がついており、被告の家から被害者の血痕がついた衣服が見つかっていますから、客観的見たら犯人と言える可能性が相当高いでしょう。
したがって、この裁判では被告は恐らく有罪になるのではないか?私はそのように考えます。」
誰の目から見てもという考え方こそが客観的という言葉の意味
客観的というのはその人だからではなく、誰の目から見ても同じように言えることに対して使います。
したがって、事実のみにしかほぼ使えない言葉であると言えるのです。
特定の事実を明らかにする際によく使われ、逆に事実の解明とは直接結びつかない、個人的見解などは主観的という状況であり、そこは区別されることになります。