「最後尾」と「しんがり」の違い・意味と使い方・使い分け

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最後尾は「行列などにおける1番後ろの位置のこと」。

ある程度長い列をなしているような状況において、最も後ろにいる人などに対して使います。

しんがりは「軍隊が退去するときに最も後ろの位置を担当する部隊のこと」。

そのため、迫りくる攻撃などを防ぐという役割があります。

ただ、日常では最後尾と同じような意味で使われることがあります。

「最後尾」の意味

最後尾とは、列などの中における最も後ろに位置する人などのことです。

行列ができているときには最後尾に並ぶことになりますけど、この場合にはその時々の1番後ろにいる人を最後尾と呼びます。

行列のような光景は日常でも普通に見ますから、この最後尾という言葉は普通に日常的に使用頻度が割と高い言葉であると言えるでしょう。

「しんがり」の意味

しんがりとは、元々は軍隊で使用されていた言葉で、軍が撤退するときに1番後ろを担当する部隊のことです。

迫りくる敵からの攻撃に対応しないといけないという責務があります。

ただ、現在では日常的に使う場面もあり、例えば競馬ではあるレースに出走している馬のうち、途中1番後ろを走っている馬のことをしんがりと呼ぶことがありますし、オッズが最も低い馬のことをしんがり人気と表現することがあります。

「最後尾」と「しんがり」の用法や用例

「この前、新年の福袋を買いに百貨店に行ってきたんだけど、行列がすごく長かったんだ。

その状況で最後尾に並んだけど、先頭から数百メートルくらいあったから、実際お店に入ることができるまで時間がかかったよ。」

「あの馬はいつも道中はしんがりだけど、最終コーナーあたりでまくってきて、直線では先頭に立って勝つという、とんでもない勝ち方をするんだよな。」

最後尾としんがりは現在は同じような意味

最後尾というのは日常的に普通に使う言葉ですけど、しんがりは元々は軍隊で使用していた言葉になります。

しかし、今日ではしんがりに関しても日常で使うケースが増え、競馬などでは普通に使われている用語ですし、それ以外でも使用する機会はあるでしょう。

意味自体もほぼ同じですから、最後尾としんがりは好きな方を使っていくと良いと言えます。

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