翌週は「その次の週という意味」。
翌週の前にあたる時点が、今ではない「過去か未来の週」である必要がある。
使う文章中の時点が「過去か未来」など、今現在以外の時でないと文章として成立しない。
来週は「今週の次の週のこと」。
来週の前にあたる時点が、今現在の週である必要がある。
使う文章中の時が今現在でないと文章として成立しない。
「翌週」の意味
「今ではない」ある一時点からみて、一週間後の週という意味です。
ある一時点とは過去や未来であり、今現在ではありません。
文章の視点が過去や未来ではない今であるときに「翌」という漢字を使います。
文章中の時が「今」「今週」など今現在を表している場合、または今現在を含めた週を表している場合は、「翌週」を使うことはできません。
「来週」の意味
「今である」今週からみて一週間後の週という意味です。
今週とは今現在を含む週のことであり、過去や未来の週のことを指しません。
文章の視点が今ではない過去か未来であるときに「来」という漢字を使います。
文章中の時が今ではない過去のある一時点や未来のある一時点のどちらかを表している場合は、「来週」を使うことはできません。
「翌週」と「来週」の用例
「今週は頑張って勉強したので、来週のテストはいい点がとれそうだ。
」という例文は、勉強を頑張ったのは今現在を含めた1週間であるので、文章中の時点は今現在であるため、例文は正しい。
文章の時の視点がいつなのかが重要。
「今週は頑張って勉強したので、翌週のテストはいい点がとれそうだ。
」という例文は、勉強を頑張ったのは今現在を含めた一週間であり時点は今であるにも関わらず、過去か未来の一時点における視点から数えた次の週である「翌週」という言葉を使っているので、この例文は間違い。
文章の視点が「いつ」であるかが重要
文章の視点がいつであるかに着目すると、両方の言葉を間違えずに使い分けることができます。
「翌週」は視点が過去か未来のある一時点におかれている場合に使う言葉。
「来週」は視点が過去でも未来でもない今現在におかれている場合に使う言葉。
になります。
また似たような言葉に「次週」という言葉がありますが、使い方は「翌週」と同じで文章の視点が過去か未来のある一時点におかれている場合に使います。