「ミュシャ」の意味と使い方・由来や例文

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ミュシャ(アルフォンス・マリア・ミュシャ)はチェコ出身の画家・イラストレーターです。

代表作としては20枚から成る連作『スラヴ叙事詩』や装飾パネル連作の『四季』などが挙げられます。

ミュシャ本人は男性なのですが、まるで女性が描いたのかと思うような柔らかな色遣いと繊細なタッチ、おしゃれな構図などが印象的な作家です。

ミュシャのプロフィール

ミュシャは1860年、オーストリア帝国領モラヴィアに生まれました。

19歳のとき、ウィーンに行き舞台装置工房で働きながら夜間のデッサン学校に通います。

その後25歳のときミュンヘン美術院に入学、卒業し、28歳のときパリにてアカデミー・ジュリアンに通いました。

1895年、舞台『ジスモンダ』のポスターにて一躍脚光をあびました。

絵の特徴

ミュシャの絵は、女性と様式化された装飾の組み合わせが特徴的です。

エレガントな女性の姿に花などのモチーフを組み合わせ、曲線や円を多用しながら構築された独特な構図はミュシャ特有の様式と言って良いと思います。

また、彼の絵で特徴的なのは、何と言っても「線」です。

彼の絵を一度見ればその力強くも繊細な線に目を奪われるでしょう。

アール・ヌーヴォー

ミュシャは、19世紀ヨーロッパのアール・ヌーヴォーを代表する画家でもあります。

アール・ヌーヴォーとは19世紀末から20世紀初頭にかけてヨーロッパを中心に開花した従来の様式からの逸脱を目指した美術運動で、花や植物などのモチーフと自由曲線の組み合わせや、鉄やガラスといった当時の新素材の利用などが特徴とされています。

まとめ

ミュシャは1860年生まれ、チェコ出身の画家・イラストレーターです。

彼は9世紀ヨーロッパのアール・ヌーヴォーを代表する画家で、エレガントな女性と、花などの様式化された装飾の組み合わせを特徴とした絵で有名です。

また、彼の絵は「線」が特徴的で、一度見れば誰もが、その力強くも繊細な「線」に目を奪われるでしょう。

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