「適正」と「適性」の違い・意味と使い方・使い分け

B!

適正とは、「適切で、正しいこと」のことを言います。

主に、物や事柄に対して使われ、そのもの自体がふさわしいという意味になります。

適性とは、「性質がその事に適している事」のことを言います。

主に人に対して使われ、性質、性格がふさわしいという意味で使われます。

「適正」の意味

適正とは、そのもの自体が正当で、適当であることを指します。

簡単に言えば、正しく適しているということです。

例えば、適正価格という言葉を聞いたことがあるでしょう。

これは、その価格がそのものに対して常識の範囲内であること、いわゆる物事が正しい状態にあることを意味します。

「適性」の意味

適性とは、物事に対して一人一人の性格や性質がふさわしいかどうかを指します。

ある分野に対して適応できる可能性のことです。

例えば、適性検査などはこれにあたります。

適性検査はその人がどのような分野や性質に適しているかを調べるものです。

このように、人を主体として物事に対してどのくらい適しているかを指すことが多いです。

「適正」と「適性」の用法や用例

適正とは例えば、適正な処置をとる。

適正ではない。

適正価格。

などがあります。

正しく、適しているという意味で使われるのです。

適性とは例えば、適性を見る。

適性評価。

適性検査。

などがあります。

その人の性格や性質が、ある物事に対して適しているかどうかということです。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

適正と適性はどちらもよく使われますが、似ているようで意味は全く違います。

どちらもふさわしいという意味合いがありますが、時と場合によって捉え方が変わってくるのです。

主となるものが物事なのか、人なのかというところが分かりやすい判断基準になります。

最新の記事はこちらから